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サッカー フットサル コラム 2021年7月16日

移籍市場にキエーザ浮上!闘争心あふれる姿勢は魅力的だ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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イタリア代表 キエーザ

イタリア代表 キエーザ

ヨーロッパのフットボールが早くも動き出した。新シーズンに向けたサマーキャンプが始まり、トレーニングに汗を流す選手たちの表情が世界中に発信されている。EURO20やコパ・アメリカに参戦した主力は束の間の休息をとっているが、彼らも7月下旬、遅くとも8月上旬には所属クラブに合流する予定だ。

そして移籍市場も、徐々に慌ただしくなってきた。パリ・サンジェルマンがセルヒオ・ラモスとジャンルイジ・ドンナルンマを獲得し、マンチェスター・ユナイテッドは現地時間16日午後に、ジェイドン・サンチョの入団を発表する予定だ。トッテナムは冨安健洋(ボローニャ)と大筋合意に至ったものの、ジュル・クンデ(セビージャ)には「チャンピオンズリーグの出場権を持っていないクラブに興味はない」と、けんもほろろに断られたという。

さて、チェルシーは前線を強化しようとしている。なぜなら昨シーズン、タミー・エイブラハムとティモ・ヴェルナーは揃って期待外れに終わったからだ。

英国の衛星テレビ局『sky sports』やタブロイド紙の『Daily Mail』などが、「フェデリコ・キエーザ(ユベントス)に8500万ポンド(約127億5000万円)を提示」と、現地時間15日に報じていた。

ほんの一か月前まで、市場に彼の名前は出ていなかった。人気銘柄はトッテナムのハリー・ケインとドルトムントのアーリング・ハーランに加え、パリSGのキリアン・エムバペ、インテル・ミラノのラウタロ・マルティネスなどだ。

しかも、キエーザはおそらく“非売品” だ。ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ新監督は、パウロ・ディバラとキエーザを新シーズンの中核に据えるプランを進めているようだ。クリスチャーノ・ロナウドの時代に幕を引き、ディバラとキエーザに今後数年を託すのではないか、と推測されている。また、イタリアのメディアはキエーザの移籍を報道していない。

ただ、EURO20のパフォーマンスを踏まえれば、前線の強化を画策するメガクラブはキエーザに触手を伸ばす。つねに攻撃的、かつ献身的。闘争心あふれるプレースタイルは、どこに行ってもサポーターのハートを即キャッチするに違いない。

当然、ユベントスはブロックし、チェルシーが提示したとされる8500万ポンドを一蹴したとの情報まで飛び交うほど、キエーザの周辺が徐々に慌ただしくなってきた。

もちろん、現時点では信憑性に乏しいニュースだ。しかし、ユベントスは19-20シーズンまで3年連続の赤字決算であり、昨シーズンもパンデミックの影響でさらなる経済的ダメージを負った。

ユベントス同様、懐事情が苦しいチェルシーが8750万ポンドもの巨額をどうやって調達できるのかは疑わしいものの、オーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏が、前線の強化に限ってはまとまった予算を投じることを了承したとも、イングランドでは伝えられ始めている。

さぁ、キエーザは動くのか!?

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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