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サッカー フットサル コラム 2021年4月1日

U-24アルゼンチン代表に快勝した日本。同じ相手だったからこその楽しさがあった

後藤健生コラム by 後藤 健生
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Jリーグが発足して日本のサッカーがプロ化して以降は、日本代表はワールドカップ予選やアジアカップなどでアジアのナショナルチームとのタイトルがかかった試合が多くなり、また、親善試合(キリンカップやキリンチャレンジカップ)などでも日本代表の対戦相手は各国の代表チームばかりとなった。そして、たいていは1試合だけで終わりだった。

そんな中で、3月にはU-24日本代表の活動も並行して行われ、こちらはアルゼンチンのU-24代表と2連戦を戦った。

東京で行われた1戦目はスコア的には0対1で、後半は日本が押し気味ではあったが、内容的にはアルゼンチンの完勝だった。

日本はアルゼンチンの正確なパスのスピードに付いていけずに21分に失点。その後、日本が盛り返したかのようにも見えたが、実際のところは長旅を終えたばかりのアルゼンチンが、自分たちのコンディションを考えて先制ゴールを守り切る方向に切り替え、中盤では日本にボールを持たせておいて、最後のゴール前に入らせないという戦い方を完璧に遂行しただけだった。試合運びの面でも、日本は完敗だった。

だが、2戦目の日本代表は、その1戦目でのレッスンを生かしてゲームをコントロールしてみせた。つまり、1戦目では後ろでボールを回す時間が長く、そこのプレッシャーをかけられてボールを前に運ぶことができなくなってしまったため、2戦目では「球離れ」を早くして、苦しい時には割り切ってロングボールを蹴ってしまうという方針が徹底されていた。

日本は、1戦目から先発を9人も変更した。だが、1戦目に出場していなかった選手たちも完敗の試合からの教訓を生かして戦った。相手を分析して、中2日の間に対抗策を落とし込んだあたりは、チームとして全員が一つの方向に向かって戦っているからできたことである。

そして、第1戦では出場停止だった田中碧が完璧なゲームメークを行い、長短のパスを駆使して攻撃をリードした。

1戦目では期待された三笘薫もほとんどドルブルで勝てなかったが、それは攻撃の展開が遅く、三笘にボールがつながった時には相手の守備陣が完全に構えていたからだ。

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