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サッカー フットサル コラム 2021年2月26日

モウリーニョ解任→ナーゲルスマン招聘!?レヴィーも動く!?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ナーゲルスマン

ライプツィヒを率いるナーゲルスマン監督

【1位】ジョゼ・モウリーニョ(トッテナム)3・5倍
【2位】スティーヴ・ブルース(ニューカッスル)5倍
【3位】ロイ・ホジソン(クリスタルパレス)9倍
【4位】ユルゲン・クロップ(リヴァプール)11倍
【5位】サム・アラダイス(ウェストブロム)13倍

英国の衛星放送局『sky sports』による〈Next Manager To Go〉である。監督解任候補の最有力は、あのモウリーニョだ。

ヨーロッパリーグではラウンド16に進出したものの、プレミアリーグの直近5試合は1勝4敗。4敗のなかにはリヴァプール戦、マンチェスター・シティ戦、チェルシー戦が含まれていたとはいえ、その消極的な試合内容に多くの批判が集中した。

先週金曜日の当コラムでも報じたように、モウリーニョのゲームプランはリスク回避である。ただ、守備的すぎるパフォーマンスでは、3ポイント獲得できない。25試合消化時点の37ゴールはトップ10で最下位。相手陣でプレーする時間は決して多くない。

また、有力紙『テレグラフ』が、「モウリーニョ解任→ユリアン・ナーゲルスマン(現ライプツィヒ監督)招聘へ」と報じていた。タブロイド紙と異なり、情報の信憑性には定評のある報道機関だ。十分な裏付けをとっているに違いない。ダニエル・レヴィー会長の周囲で、モウリーニョをめぐるきな臭い論語が交わされたとも考えられる。

「タイトルを取るために彼を連れてきたはずだ。4月にリーグカップ決勝を控えているというのに解任するのかい?」

かつて、トッテナムやイングランド代表の監督を務めたグレン・ホドルが、モウリーニョを擁護していた。

「近ごろのトッテナムは精彩を欠いていたけれど、前節のウェストハム戦は、とくに後半のパフォーマンスは素晴らしかった。多くのシュートがクロスバーやポストに嫌われただけで、ありとあらゆる攻撃オプションがピッチ内で輝いていた」

ホドルは語気を強め、モウリーニョ解任論を「愚かな発想」とバッサリ切って捨てた。さらに、「ゲームプランの好き嫌いと解任は別次元で考えられるべきだ。はたして十分な戦力を与えられたのか」とも語っている。

ホドルの考え方にも一理ある。ウェストハム戦の後半は非常にアグレッシブで、復調の兆しになりうる試合内容だった。マンチェスターの両チームやリヴァプール、チェルシーに比べると、トッテナムの戦力は低い。

しかし、プレー強度の高い選手を重用し、テクニカルなタイプに冷や飯を食わせていれば、退屈な試合が多くなる。当然、サポーターの支持も得られない。一カ月強で三度目の指摘になるが、モウリーニョはデレ・アリとハリー・ウィンクスにより多くのチャンスが与え、少しでも攻撃的な姿勢で臨むべきだ。

「順位表を気にするのは3月から」

モウリーニョが気にしていた季節がすぐそこまで迫ってきた。ヨーロッパリーグを含め、3月は計8試合のハードスケジュールだ。延期されていたサウサンプトン戦が組み込まれる、との噂もある。解雇か続投か、モウリーニョの手腕が試されるときがやって来た。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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