人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2020年10月23日

パリSG戦で奏功した3バックを週末のチェルシー戦でも!

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
  • Line
マーカス・ラシュフォード

昨シーズンのFAカップ準決勝で激突した両チーム

大方の予想を覆した。

マンチェスター・ユナイテッドは、チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のパリ・サンジェルマン戦で2-1の勝利。「わがチームらしい魂を見せてくれた」と、オーレ・グンナー・スールシャール監督も選手たちを称賛していた。

「圧倒的不利」
「大敗もありうる」

下馬評は散々だっただけに、指揮官も気分爽快である。

ただ、手放しで喜ぶにはまだ早い。パリSGは数多くの主力がケガや体調不良で欠場し、ネイマールとキリアン・エムバペは攻め残って守りに貢献しなかった。さらに中盤も戻り遅れるなど、対戦相手の不備も少なくなかったからだ。また、GKダビド・デヘアの度重なる好守も見逃せず、ひとつ間違えば大量失点の恐れもあった。

決して無気力ではなく、DFアクセル・ツアンゼベはエムバペに負けいない走力を見せたとはいえ、今週末のチェルシー戦は気を引き締めてかからなければならい。

さて、スールシャールはどのような布陣で臨むのだろうか。パリSG戦は3バックだった。右からツアンゼベ、ヴィクトル・リンデレフ、ルーク・ショー。右アウトサイドにアーロン・ワン=ビサカ、左はアレックス・テレス。コンディションがすぐれなかったバリー・マグアイアは、パリ遠征に帯同していない。

「おそらく間に合うだろう」

スールシャールはマグアイアに関して言及した。チェルシー戦にはキャプテンが復帰する公算が大きい。

しかし、シーズンオフのギリシャ旅行でトラブルに巻き込まれた影響なのか、今シーズンのマグアイアはベストからほど遠い状態だ。心身ともに上向くまで、ある程度の期間なら休ませた方がいい。ツアンゼベのパフォーマンスを踏まえればなおさらだ。

中盤センターは前節のニューカッスル戦から引き続き、スコット・マクトミネイとフレッジが望ましい。創造性こそ乏しいものの、彼らの守備意識と闘争本能は現在のチームに必要不可欠だ。

そしてブルーノ・フェルナンデスが攻撃のタクトをふるい、前線はマーカス・ラシュフォードが決まりで、相棒はエディンソン・カバーニかデイビッド・ジェームズか、それともメイソン・グリーンウッドか。

パリSG戦で3バックが奏功したのだから、プレミアリーグでも導入すべきではないだろうか。スールシャールは4-2-3-1にやや固執しているが、チェルシー戦も3バックと両アウトサイド、中盤センターでどっしり構え、ゲームプランの軸をカウンターに据えた方がいい。

60~70分まではリスクを最小限に抑え、勝負どころでポール・ポグバ、もしくはドニー・ファン・デ・ベーク投入が、現時点ではベストと考えられる。

なお、昨シーズンはカップ戦を含めて3勝1敗。ユナイテッドがリードしている。唯一の敗北は、スールシャールの選手起用に迷いが見られたFAカップ準決勝だった。テクニカルボックスで爪を噛まず、大胆な用兵が望まれる。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ