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サッカー フットサル コラム 2020年10月9日

ホーム3連敗と苦しむ浦和レッズ。今は個人能力を生かして戦うしかないのでは……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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本来なら、ボールの奪い方、ボールの進め方など、基本的なところからチームを作り直していかなければならないのかもしれないが、リーグ戦の日程は待ってはくれない。とくに、今シーズンは日本代表の活動による中断もなく、最終節まで連戦が続く。

そんな中で浦和レッズが立て直すとしたら、やはり選手の個人能力を生かして戦うしかないだろう。柏木陽介のパス回しとか、槙野智章や橋岡大樹の身体能力とか、武藤雄樹の献身的な動きとか、それぞれの良さを発揮して打開するしかない。

特に期待したいのは興梠慎三の得点能力だ。元々、波のある選手だから“波”をつかみさえすれば得点を量産できるはずだ。今は、チームの不調の責任を過剰に感じすぎているのではないか。もちろん、そうした真面目さこそが興梠の魅力なのではあるが、あらゆる仕事をこなそうと頑張りすぎている。中盤に下りて、パス回しに加わってくれるのは、ボールを前に進めるためにとても役に立っているのだが、しかし、興梠にはトップに張ってゴールを決めることに集中してほしい。どんな形でも点を取ることこそが興梠自身の復調への最良の薬となるだろうし、またチームへの貢献にもなる。

あれだけの選手たちが集団的に戦う力を付ければ、もちろん優勝を狙えるチームになってもおかしくはないが、今はそんなことより、それぞれの個人能力に自信を持ってエゴイスティックに戦うしかないように思えるのだが……

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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