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サッカー フットサル コラム 2020年9月28日

浦和レッズに《連勝》した横浜FC。クラブの将来にとって明るいユースの活躍

後藤健生コラム by 後藤 健生
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またトップチームを率いる下平隆宏監督は、かつて柏レイソルの下部組織で多くの優秀な選手を育てた経験の持ち主だけに、ユース年代の育成についても理解があるはず。もともと財政的に豊かではない横浜FCのようなクラブにとっては、育成部門の充実はきわめて重要だ。ユースとトップがともに活躍する今シーズンは、将来のクラブの礎を築くための重要な年となることだろう。

それにしても、トップチームとユースチームが連日、同じ相手と対戦したというのは面白いスケジュールだった。

プリンスリーグの方は現在無観客開催で、スタンドには家族や関係者以外の姿がなかった。今シーズンは仕方がないが、これから今回と同じようなスケジュールが実現したら、ぜひ多くのサポーターがユースのゲームも観戦できるようにした方がいいのではないか。

たとえば、トップチームのゲーム(埼玉スタジアムで18時キックオフ)の前に、埼玉スタのサブグラウンドでユースのゲームを行ってもいいだろうし、できることなら埼玉スタでダブルヘッダーにしたらいい。

僕は、もう10数年前のことだが、ブエノスアイレスのボンボネーラでアルゼンチンのスーパークラシコ、ボカ・ジュニアーズ対リーベルプレートの試合を観戦したことがあるが、前座試合として3軍(ユースのこと)の試合が行われていた。アルゼンチンではトップリーグと同じ日程で各年代の試合が組まれるので、その週末にはボカとリーベルの各年代のチームが各地のグラウンドで対戦していたのだ。

前座試合とはいえ、3万人以上のサポーターがそれは熱烈な応援を繰り広げていた。ユースの選手たちのプレーを多くの人に見てもらえるし、サポーターからのプレッシャーを受けながらプレーする経験もできる。日本でも、そんな試みができないものだろうか。

プリンスリーグの次節(第4節、10月3日)には横浜F・マリノスとの「横浜ダービー」も組まれているのだが……

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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