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サッカー フットサル コラム 2020年7月3日

プレミアリーグのトップ4争いは途轍もない大混戦に!

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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レスターのヴァーディー

3位レスター:勝点55
4位チェルシー:勝点54
5位マンチェスター・ユナイテッド:勝点52
6位ウォルヴァーハンプトン:勝点52
※5位と6位は得失点差

32節を終了し、プレミアリーグのトップ4争いは途轍もない大混戦になった。33節の結果いかんでは4チームが同勝点で並ぶ可能性も出てきた。各クラブとも残り6節。最終盤の大勝負を迎える。

いま、ユナイテッドは勢いがある。重傷だったのか仮病だったのかは別にして、今シーズンの大半を足首の故障で休んでいたポール・ポグバが軽快だ。同じ絵を描けるブルーノ・フェルナンデスとの共存が楽しくて仕方がない、といった感じである。

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ポグバとB・フェルナンデスだけではなく、マーカス・ラシュフォード、ルーク・ショー、ダビド・デヘアなど、ユナイテッドは強烈な個を擁している。スコット・マクトミネーやアーロン・ワン=ビサカ、メイソン・グリーンウッドなど、若手の成長も著しい。

数多くの取りこぼしで5位に沈んでいるとはいえ、彼らのポテンシャルならトップ4入りは十分に可能だ。もちろん、オーレ・グンナー・スールシャール監督の采配は相変わらず、特定の選手のコンディション頼みだが……。

ベンチワークでは、ウルブズを率いるヌーノ・エスピリト・サント監督に一日の長がある。選手層ではユナイテッドやチェルシーに劣るものの、戦略と組織力の練度を高めてトップ4入りを視界にとらえている。しかし、3週間強で6試合というスケジュールは厄介だ。繰り返すが、選手層は厚くない。

レスターも苦しくなってきた。リーグ再開後、1分2敗。降格の危機に怯えるワトフォードとブライトンに勝てず、エヴァートンに敗れた。タックル数でリーグトップの119を数え、効果的なインナーラップでも貢献してきたリカルド・ペレイラの欠場はやはり大きい。

彼に代わって右サイドバックを務めるジェイムズ・ジャスティンは、昨年12月のマンチェスター・シティ戦でリーグデビューしたばかりだ。守備はほぼほぼ及第点だが、攻撃面は物足りない。R・ペレイラは痛めた前十字靭帯の回復に懸命で、日々良化しているとの情報は入手している。ただ、今シーズン中に復帰できるのかは疑わしい。

32節、チェルシーはウェストハムに2-3の敗北を喫した。31節にシティを破ったにもかかわらず、降格ゾーンに喘いでいるウェストムに足もとをすくわれるとは、フランク・ランパード監督も想定外だったに違いない。

今節はホームのワトフォード戦だ。彼らもまた、残留という強烈なモチベーションを持っているだけに油断できない。ウェストハム戦から中二日。チェルシーは、ショックを引きずらないことが肝心だ。

いよいよ胸突き八丁だ。どこまで粘れるか、ハングリーでいられるかが、チャンピオンズリーグ出場権の行方を左右する。すでにリヴァプールがチケットを入手した。現在2位のシティはファイナンシャル・フェアプレーに違反した疑いで、UEFAの大会から少なくとも一年は出場停止となる公算が大きい。したがって、出場枠は残り3つ。挫けたら負けだ。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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