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サッカー フットサル コラム 2020年5月27日

ポチェッティーノの指導でグリーンウッドがひと皮むける?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ヨーロッパに住む同業者は頭を抱えているに違いない。

ブンデスリーガが5月16日に再開し、ラ・リーガは6月8日、プレミアリーグも6月中のリ・スタートを予定しているが、withコロナでは原稿の内容がどうしても限られてくる。各クラブがどのように対応しているとか、あとは移籍市場の動きとか。市場の動きといっても、現段階では憶測の域を超えず……。

憶測の域だって構わない。新型コロナウイルスに関する情報は、医療の最前線に従事していらっしゃる皆さんからの発信だけをリスペクトして受け止め、スポーツジャーナリストは新シーズンに向けて希望の光を見いだすべきだ。

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さて、くどいようだが憶測の域で、マンチェスター・ユナイテッドは買い漁るようだ。カリドゥ・クリバリ(ナポリ)、ムサ・デンベレ(リヨン)、サウール・ニゲス(アトレティコ・マドリー)、アダマ・トラオレ(ウォルヴァーハンプトン)などなど、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるじゃないけれど、あちらこちらにオファーを出しているらしい。

これらの情報はひとつの提案と考えよう。クリバリのエージェントがプレミアリーグへの移籍をにおわせている、トラオレがステップアップを目論んでいるという噂がベースであり、信憑性は乏しい。それでも、このご時世に夢があっていいじゃないか。毎日コロナでは気が滅入る。

ただ、少しだけ肉づけすると、ユナイテッドが市場の人気銘柄に手を出す公算は大きくない。なぜなら、昨年の夏に獲得したアーロン・ワン=ビサカとダニエル・ジェームズが成功したからだ。この強化プランは持続され、今夏も英国系のヤングガンズがメインターゲットになる。

この条件に最も適しているのは、やはりジェイドン・サンチョだ。しかし、ドルトムントが設定した移籍金は1億ポンド(約133億円)。高すぎる。

いや、わざわざ外部に人材を求める必要もない。ユナイテッドにはメイソン・グリーンウッドという逸材がいる。シュートの巧さ、正確性でロビン・ファンペルシを彷彿とさせる18歳の若者を育てる方が得策だ。マーカス・ラシュフォード、ダニエル・ジェームズもまだ若い。サンチョは本当に必要か。

ここはやはり、監督に目を向けるべきか。昨シーズンの公式戦8勝2分無敗はポール・ポグバの異才によるものだった。今シーズン、中断前の好調もブルーノ・フェルナンデスの活躍に負うところが大きく、オーレ・グンナー・スールシャールの采配が的を射ていたわけではない。

だからこそ英国のメディアは、依然として「スールシャールは今シーズン限りで退任」と推測する。後任の有力候補はやはりマウリシオ・ポチェッティーノだ。目新しい人選ではないものの、落としどころとしてはベストだ。デイヴィッド・モイーズの再任?「時を戻そう」なんて口が裂けても言えない。

捏造、偏向、煽りには閉口するが、心が躍る憶測なら大歓迎だ。ポチェッティーノの指導でグリーンウッドがひと皮むけると仮定すれば、酒もまた旨くなる。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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