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サッカー フットサル コラム 2020年5月18日

困難突破トーク スポーツは今 #2 若き日本代表は今 原田海(クライミング日本代表)×齊藤未月(サッカーU-23日本代表)~21歳若き日本代表の今~

J SPORTSプロデューサーコラム by 杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)
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今、注目の日本代表選手たちは!

今回の困難突破トークでは、日本を代表するプロクライマーで、ボルダリングジャパンカップ2020を制した原田 海(はらだ かい)選手と、湘南ベルマーレ所属のMFで、2019年FIFA U-20 W杯では代表キャプテンを務めた齊藤未月(さいとう みつき)選手がオンライン上で対談。初対面の二人の共通点のひとつは「1999年生まれの21歳」であること。進行はスポーツコメンテーターの原 大悟氏。


ニックネームは「かい」と「みつき」

原田選手

原田海選手(クライミング)

原:お二人は1999年生まれの21歳、そしてイケメン。それぞれの競技で東京五輪出場を目指している訳ですが、今回のように他競技の選手と話すことはありますか?

齊藤:フットサルの選手と話すことは何回かありましたが、他競技のプロアスリートと話すことはなかったので、楽しみです。


原田:そうですね、ここ最近メディアに取り上げられて、他競技の選手と話すこともありますが、まだまだ少ないですね。

原:今日はフランクに話していきたいので、お互いの呼び名を決めましょうか。斎藤選手は何て呼んだらいいですか?

齊藤:普段は「みつき」と呼ばれていますので「みつき」がいいかなとおもいます。

原:原田選手、一度呼んでいただけますか?

原田:じゃあ「みつき」でいきます。

齊藤:お願いします。

原田:僕も名前で呼ばれることが多いので「かい」でお願いします。

齊藤:じゃあ「かい」でいかせていただきます。

原:僕は10歳くらい上ですが、大ちゃんで。タメ語でお願いします!

原田/斎藤:タメ語はきついなぁ(笑)


今やれることをやることが、夢への近道

原:今お二人が直面している困難は?

原田:練習環境が一般営業されているトレーニングジムで、一緒に練習するという感じなので、コロナウイルスの影響でジムが閉鎖になって練習できていません。いままでクライミング以外のトレーニングはしてこなかったので、ぶら下がり健康器を買って、感覚が鈍くならないように気を付けています。

齊藤:僕も同じくグランドで選手たちと練習と言うのは、ありません。基本的に一人で自宅でトレーニングなどをしています。だから、サッカーをしている感覚はここ1,2か月無いですね。

原:お二人にとって目標としていたと思いますが、東京五輪の延期を聞いてどう思いましたか?

原田:正直最初は驚きました。しかし、この状況では厳しいなと思ったので、これは仕方ないことだなと。文句言うのも、誰に言うことが出来るわけでもないので、すぐに切り替えました。

齊藤:年齢制限の問題や、来年の開催そのものなど、延期になって多少ダメージはありますけれど、僕らはメンバーが決まってなかったので、そんなに大きな気持ちの揺らぎはなかったですね。

原:全中やインターハイの中止について、選手たちにメッセージをお願いできますか?

原田:今年の大会に向けて、調整してきた選手たちにはとても大きいことだと思います。ただ、こうなってしまったことは変わりようがないので、より今後準備できる時間が出来て、高いパフォーマンスを出すと、切り替えて欲しいと思います。

齊藤:サッカーに関して言えば、インターハイは「就活」ではないですが、自分を見せる舞台でその機会が失われるのは、とてもショックだと思います。正直キツい気持ちが大きくて、切り替えるのは難しいですが、かいが言った通り先に進むしかないので「今やれることをやる」ことが、夢や目標への近道だと思います。

自分で作った料理に感動!

齊藤選手

齊藤未月選手(湘南ベルマーレ)

原:この自粛期間に行っていることですが、原田選手はYouTubeを始めましたね。

原田:コロナウイルスの影響で始めたというのではないのですが、クライミングはまだまだマイナー競技に入るので、もっと知ってもらいたいなと始めました。カメラに話しかけるのは、最初苦労しましたね。


齊藤:普段一人暮らしなので、外食が多かったのですが、この期間は3食自分で作っています。栄養バランスですとか、自分で変えられるのはいいと思います。

原:ちなみに得意料理は?

齊藤:得意料理か⁉ 正直同じ料理は一度もないですね。インターネットで調べて、だいたいスーパーで適当に食材を買って、それで調べてこれ作ろうと。

原田:僕も元々自炊はちょっとしていたんですが、この期間頻繁にするようになりました。得意料理は最近だと、パスタのソースを作るようになりました。

原:YouTube情報だと、野菜きらいでお菓子好きという情報がありますが…。

原田:そうですね、野菜は食べていないです(笑)

原:家でのおすすめトレーニングはありますか?

原田:僕の場合はぶら下がり健康器があるんですけれど、道具を使わないトレーニングだったら、体幹を鍛えるのがおススメです。クライミングは、腕で結構登っているように言われるのですが、体感だとか他の部分も使っているので、しっかりと体感はやっておいた方がいいですね。

齊藤:僕は最近、瞑想をやっています。寝る前の10分15分、やるようにして寝付きもいいかなと思います。見よう見まねで始めました。きっかけはやることが無くて、瞑想とか面白そうだなと、やってみました。

原:最近よかったこと、感動したことはありますか? お菓子が美味しかった!以外で。

原田:いやぁ、それ言おうと思っていたんですけれど(笑) でも美味しかったでいうと、自炊が増えて自分が作った料理の美味しさに感動しました。

齊藤:僕はなんだろうなあ…? 最近テレビのニュースでも、コロナのニュースが多いですが、マスクを作ったとか、工夫しているのをメディアが取り上げるのはいいことだと思います。

原:お二人はイケメンですが、モテますか?

原田:いや、モテないですね…。

齊藤:わからないですね。高校時代、中学校時代はまあまあモテましたね。多少足早くて体育で輝いてみたいのが、あるじゃないですか。でも高校では同じような人が増えたので。

それぞれの「プロ選手」への道

原:お互いに質問したいことはありますか?

齊藤:スポーツクライミングって特殊って言ったらあれですけれど、僕も経験したことが無いので「ここ見たら楽しい!」っていうのを教えて欲しいです。

原田:特殊な部分というと、手足だけで登っていくことでしょうか。小さい石や、いろんな形の所をどう登っているかと見てもらえればと思います。

齊藤:僕だと自分の体重を持ち上げるとかは無理なので、すごいなと。

齊藤:サッカーはどこかのチームに所属して、給料もらってですが、クライミングはどうなんですか?

原田:クライミング選手はチームではなく個人でやっているので、会社に所属してそこからもらったり、賞金もらったり、賞金をもらったりですね。
みつきはサッカーをやっていて、いつからプロとかを意識したんですか?

齊藤:僕は小学校1年生から始めて、楽しくてそのころから夢はサッカー選手で、夢として目指したのは中学2年生、湘南ベルマーレに所属してから本格的に目指しました。

原田:僕は今、プロでやっているんですけれど、中学生からプロを意識していなかったので、そこの差は感じますね。

齊藤:僕はサッカーがあったので、没頭してそれだけを考えてやってきましたけれど、かいも中学生からクライミングを続けてきて、リスペクトしますね。


オンラインでの他競技選手との出会いも楽しい

原:若き日本代表として「日の丸」を背負う気持ちは?

原田:毎年、日本代表の選考会があって、その代表に選ばれなかった選手の想いも持って戦うという意識があります。争っているとはいえ、同じ日本の仲間なので、そこはしっかり背負って頑張っていきたいですね。

齊藤:サッカーはやっぱりたくさんの人が応援してくれて、時にキツイこともいわれます。でも日本代表は日の丸背負って日本を代表して戦っているので、全試合勝って日本に帰ってくるのがベストです。それができなければ何を言われても仕方ありません。僕はまだ、U-20、U-23のA代表には選ばれていないですけれども、そこに選ばれるためにもまずは年代別で結果を残すということだと思います。

原:おしまいにファンの皆さんにメッセージをお願いします。

原田:こういう状況がいつまで続くかわからなくて不安ですが、今は自粛して家にいて、みんなで困難を乗り切りましょう。

齊藤:同じくですが、今は家にいて、自粛するのが大事だと思いますし、今回のような他競技の選手と交流することがオンラインでできて、楽しかったです。今は我慢が大事だと思います。

文:J SPORTS 杉山友輝

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

若手のADを見るとすぐに「メシくってるか?」という昭和臭いプロデューサー。担当競技は卓球・ラリー・ゴルフ。毎日自らで作ったカスピ海ヨーグルトを食べるのが健康法。ニックネームはスギP。

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