人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2020年3月22日

ワールドカップ予選の延期。日本代表強化スケジュールはどうなる?

後藤健生コラム by 後藤 健生
  • Line

3月と6月の試合が延期となれば、最終予選が始まるのがその分遅くなる。幸い、2022年のワールドカップ・カタール大会は通常の6月から7月ではなく、11月に開幕される。従って、予選の日程が多少遅れたとしても、日程の余裕はある。いずれ9月に残った試合を消化させ、10月以降に最終予選といった日程になるのだろう。

これは、日本代表にとってはありがたいことだ。

というのは、最終予選開幕直後について、僕はずっと不安に思っていたからである。

現在、日本代表チームはワールドカップを目指すA代表も、オリンピックを目指すU−23代表も、どちらも森保一監督が強化を進めている。これまでのように2つの代表チームの監督が違い、しかも目指しているサッカーが異なる場合には、オリンピックに出場した選手もすぐにはA代表に合流できず、ワールドカップ出場はオリンピックの次の次の大会まで待たざるを得ないことが多かった。たとえば、本田圭佑や香川真司など2008年の北京オリンピック世代がワールドカップで活躍するのは2014年大会を待たなければならなかった。

しかし、オリンピックというのは23歳以下の大会だから、6年後といえば、選手たちは30歳近い年齢となっている。できれば、オリンピックの2年後にはトップで活躍してほしいのだ。その点、現在は2つの代表はともに森保一監督が指揮を執っているから、オリンピック終了後には何人もの選手がA代表入りうるものと期待される。

だが、8月にオリンピックが終了するとなると、9月の最終予選開幕までにオリンピック世代を繰り込んだ新しい代表を準備する時間がまったくないのだ。その最終予選では、いきなり開幕直後に韓国やイランといった強豪と当たる可能性もある。そうなったら、オリンピック世代を入れて若返ったはいいが、準備不足のA代表が機能せずに黒星スタートとなる恐れがあったのだ。日本は開催国としてオリンピックで上位進出を目指すため、6月以降はオリンピック・チーム優先のスケジュールとせざるを得ないからだ。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ