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サッカー フットサル コラム 2020年1月31日

新戦力の獲得と余剰戦力の整理。移籍市場の立ちまわりは難しい

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ブルーノ・フェルナンデス

インテル・ミラノのアントニオ・コンテ監督は、プレミアリーグがお好きのようだ。

昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドからロメル・ルカクとアレクシス・サンチェスを、さらに冬の市場でアシュリー・ヤングを補強し、トッテナムからクリスティアン・エリクセン、古巣チェルシーからフェネルバフチェにローン移籍していたヴィクター・モーゼズをも手に入れた。そういえば、チェルシーのオリヴィエ・ジルーにもちょっかいを出していた。

一年前に比べると、冬の市場はそこそこ動いている。リヴァプールがザルツブルクから南野拓実を獲得し、南野の同僚だったアーリング・ハーランはドルトムントに新天地を求めている。

また、すったもんだした挙句、一時は破談を伝えられながらも、マンチェスター・ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスとの交渉が成立した。スポルティングに支払った移籍金は、ボーナスを含めて8000万ユーロ(約96億円)のビッグビジネスだ。ポール・ポグバに代わる指令塔なのか、もしくはフランス代表MFと併用するのか。オーレ・グンナー・スールシャールが監督としての限界をさらしまくっているだけに、少なからず不安ではある。

さて、バルセロナがエヴァートンのリシャーリソンに興味を示し、8500万ポンド(約120億円)ものオファーを届けた。しかし、マージーサイドの古豪は断固として拒否している。リシャーリソンは攻撃陣のエースであり、巻き返しを図るエヴァートンには必要不可欠な存在だ。しかも、カネにはそれほど困っていない。この交渉が成立する公算は低いとみた。

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