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サッカー フットサル コラム 2019年11月15日

スールシャールの考え方では、いまどきの選手の反感を買う

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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スールシャール

半世紀近く前、「おれは男だっ!」と息巻いていた男が恥の上塗りを繰り返している。その昔、「正義が勝つには時間がかかる」とも言っていた。千葉県の森田健作知事は、いつまで権力の座にしがみつくのだろう。台風15号関連の処理を誤った事実が続出しているにもかかわらず、理論武装に必死だ。いや、そもそも理論ではなく、言い訳だったり嘘を並べたりしているから、あちらこちらでヒンシュクを買い、〈文春砲〉のターゲットになる。現状がお分かりになっていない。こんな男が県政のトップでは……。

いま、あらゆる業界でリーダーの質、器が問われている。フットボールの世界も例外ではなく、時代錯誤の指導も少なからず露見した。プレミアリーグではアーセナルのウナイ・エメリ、マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール両氏は「ロッカールームをコントロールできているのか」と疑問視され、トッテナムは主力とマウリシオ・ポチェッティーノ監督の対立が深刻な状態に陥った。イギリスの高級紙『テレグラフ』も、「2020-21シーズンのトッテナムは新監督のもとで」と報じている。

ただ、情報発信には節度と常識が必要だ。卑猥なポーズや他人様に対するあからさまな悪口は言語道断。「ジョークだよ、ジョーク。気にするな」といわれても、看過できないケースもある。業界は違うものの、日本で大問題になった飲食店、コンビニエンスストアの従業員による不適切投稿が典型的な例だ。節度と常識を著しく欠いた恥さらしであることを、本人たちは分かっていない。

ことしの初め、読売ジャイアンツの原辰徳監督は、「ダメだと思うね」とSNSに否定的なコメントを発した。11月6日、阿炎と若元春の不適切投稿をきっかけに、日本相撲協会もSNSの使用を全面的に禁じている。被害を最小限に抑えるには妥当な手段かもしれない。その一方で、一個人の自由を組織が奪っていいものか、という疑問も浮上する。正しく使いさえすれば、SNSは選手の、組織のイメージアップにもつながっていく。

物事には判断基準がある。どこまでが卑猥で、どこからが芸術なのか、批判と悪口はどこで線引きするのか──は個人差がある。肯定派と否定派の大多数が満足する解決策は、どこかにないものだろうか。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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