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サッカー フットサル コラム 2019年8月19日

天皇杯における法政大学の躍進。しっかり計算した勝利を引き寄せた、若い選手たちのプレー

後藤健生コラム by 後藤 健生
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第99回天皇杯全日本選手権大会で、法政大学がベスト16まで勝ち上がって話題になっている。

法政大学は2回戦ではJ2リーグの東京ヴェルディ、3回戦ではJ1リーグのガンバ大阪をそれぞれ破ってのベスト16進出だった。東京Vとの試合は完全に法政大学ペースの試合での完勝だったし、3回戦G大阪との試合でも互角の戦いを演じきった。どちらも“番狂わせ感”はまったくない勝ち方だった。

こういう現象が起こると、必ず「プロがそんなことでいいのか」という声が上がる。だが、現在、大学上位校の実力はJ3より明らかに上で、J2の中位程度の力はある。したがって、今回の“番狂わせ”は起こるべくして起こったことのように思う。

日本のサッカー界の“ピラミッド”は複雑だ。J1リーグがトップで、それに次ぐ存在がJ2であることは間違いないが、J3は必ずしも「3部」というわけではない。J3というのは、「Jリーグから「準加盟」を認められたクラブによるリーグ」という意味でしかなく、実力的にはアマチュアクラブ(Jリーグ加盟の意思がない、またはまだ「準加盟」を認められていないクラブ)による日本フットボールリーグ(JFL)、そして関東大学、関西学生の3つのリーグの実力がほぼ横並びと考えていい。

下部リーグを見渡すと、アマチュアの全国リーグであるJFLと、全国リーグ入りを目指す地域リーグ(関東リーグとか、東海リーグとか……)との間こそ、最も超え難い溝が存在するようで、地域リーグから新たにJFL入りしたチームは毎年JFL定着に苦労している。

また、選手の個人能力という面では、Jリーグの下部組織出身の選手がそろい、プロ入りを目指す選手が多い大学リーグがJ3リーグやJFLを上回っている。

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