人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2019年5月1日

ヴァーディーとロバートソンが大逆転で個人タイトルを!?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
  • Line

マンチェスター・シティとリヴァプールの決着は、最終節までもつれ込むに違いない。チャンピオンズリーグの出場権争いは、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルが苦しくなってきた。そして個人タイトルの行方も──。

【得点ランキング】
1.モハメド。サラー(リヴァプール) 21点
2.セルヒオ・アグエロ(シティ) 20点
 サディオ・マネ(リヴァプール)
4.ピエール=エメリク・オーバメヤン(アーセナル) 19点
5.ジェイミー・ヴァーディー(レスター) 18点

この争いの常連であるアグエロと、リヴァプールの両雄が本命であることに疑いの余地はない。ただ、最終盤になってヴァーディーが調子を上げてきた。直近11試合で11ゴール。ブレンダン・ロジャーズ監督着任後は8試合で9ゴール。絶賛荒稼ぎ中だ。最終ラインの背後を襲うタイミングに磨きがかかり、ジェームズ・マディソン、デマライ・グレイ、ハーヴェイ・バーンズといったアシスト役の若手も目覚ましい成長を遂げているため、残り2試合でもさらに加点する公算が大きい。37節に相まみえるシティから5得点、最終節で対戦するチェルシーからは4得点。過去のデータも追い風だ。

岡崎慎司、ダニー・シンプソン、クリスティアン・フクスは今シーズン限りで退団し、ウェズ・モーガンもベンチウォーマーに格下げ。奇跡のリーグ優勝を味わった3年前の主力は序列が下がるばかりだが、ヴァーディーはまだまだ健在だ。

【アシストランキング】
1.ライアン・フレイザー(ボーンマス) 13
エデン・アザール(チェルシー)
3.クリスティアン・エリクセン(トッテナム) 12
4.アンドリュー・ロバートソン(リヴァプール) 11
5.レロイ・ザネ(シティ) 10
 ラヒム・スターリング(シティ)

大詰めを迎えた段階でフレイザーがトップを走るとは、だれが予想しただろうか。好不調が激しかった昨シーズンが嘘のように、今シーズンは安定感と継続性に改善の跡がみられる。ボーンマスのエディ・ハウ監督も「急成長したひとり」と高く評価していた。

しかし、特筆すべきはロバートソンの11アシストである。ロング、ミドル、ショートパスのいずれもが正確で、バリエーションも豊富だ。5-0の圧勝を収めた36節のハダースフィールド戦でも、完全無欠のクロスでマネのヘディングをアシストしている。

37節は失点数(44)だけならリーグ6位タイのニューカッスル、最終節は対ビッグ6のデータが4勝4分3敗というウォルヴァーハンプトン。残り2試合はクゼ者が続くものの、前線にマネとサラーを擁することは大きなプラスだ。アシストキングをめざすロバートソンのラストパスが、トップスコアラーと29シーズンぶりのトップリーグ優勝を決める──。リヴァプール・サポーターにとっては感涙のエンディングに違いない。

ヴァーディー、フレイザー、ロバートソン……。シーズン前、主役を演じるとは思われなかった男たちにスポットライトが当たりつつある。大団円はもうすぐだ。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ