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サッカー フットサル コラム 2019年3月29日

敵地アンフィールドでもトッテナムは3ポイントが必要だ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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週末にトッテナム戦を控えるリヴァプールは、右サイドバックに問題を抱えている。昨年12月に足首を骨折したジョー・ゴメスはフルトレーニングを再開できるまでに回復したが、実戦に臨むには2~3試合のテストが必要だ。背中を痛めたトレント=アレクサンダー・アーノルドも欠場濃厚だ。したがってファビーニョ、もしくはジェイムズ・ミルナーが中盤からコンバートされる公算が大きい。彼らであれば、ユルゲン・クロップ監督の期待に応えてくれるだろう。

ただ、現状ベストの中盤はファビーニョ、ミルナー、ジョルジオ・ワイナルドゥムである。その一枚を一列下げざるをえないのだから、ダメージは小さくない。ナビ・ケイタは依然としてフィットできず、アダム・ララーナはようやく上向いてきたものの、本調子にはほど遠い出来だ。シェルダン・シャキリも一瞬しか輝いていない。そしてジョーダン・ヘンダーソンは古傷(足首)が再発し、トッテナム戦のメンバーから外れるようだ。中盤の人選は難しい。

一方のトッテナムは水曜日のコラムでも報じたように、直近4試合で1分3敗。大詰めを迎えてドツボにはまっている。両サイドバックの背後を徹底的につかれたり、クロスの精度が絶望的に低かったり、攻守ともに精彩を欠いている。ハリー・ケインが負傷欠場した約一か月を支えたソン・フンミンも、大エースが復帰した途端に沈黙した。やることなすことうまくいかない。

そんな時期にリヴァプール戦とは、しかもアウェーとは巡り合わせが悪い。しかし、1-2の逆転負けを喫したサウサンプトン戦からおよそ3週間が過ぎている。マウリシオ・ポチェッティーノ監督には、十分なゲームプランを組み立てる時間だけは与えられた、と考えていいだろう。

リヴァプールDFフィルジル・ファンダイクの正確なフィードにより、最終ラインの背後が狙われる。ハイラインはリスクが大きい。フォーメーションいかんにかかわらず、右サイドはキーラン・トリッピア、左はベン・デービズが堅実な選択肢だ。最後の10分間で失点した結果、直近4試合で3回も敗れている。リヴァプールは最後の最後までエネルギーが落ちないチームであることを、決して忘れてはならない。

いま、トッテナムはマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルとチャンピオンズリーグの出場権を激しく競り合っているが、パフォーマンスの急降下は気になるところだ。そろそろ歯止めをかけなくてはならない。敵地アンフィールドであっても3ポイントが必要だ。

※リヴァプール対トッテナム戦は、3月31日(日)深夜 0:15から『J SPORTS 2』でライブ中継いたします。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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