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サッカー フットサル コラム 2019年2月20日

トッテナムは無視できない。優勝のチャンスは十分にある

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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さて、トッテナムはハリー・ケインとデレ・アリの負傷欠場中も、勝点を積み重ねている。26節終了時点で勝点60。27試合を消化している首位マンチェスター・シティとは5ポイント差。完全に射程内だ。ソン・フンミンは《ゾーン》に入ったかのようにゴールを量産し、クリスティアン・エリクセンはさすがの状況判断で多くのチャンスを演出する。また、ムサ・シソコの運動量、トビー・アルデルヴァイレルトとヤン・フェルトンゲンの安定感など、主力が及第点以上のパフォーマンスを見せてケインとアリが不在の間を支えてきた。

そしてケインは痛めていた左足首が急速に快方に向かい、週末のバーンリー戦で復活する可能性が伝えられはじめた。ハムストリングを負傷したアリも、3月2日のノースロンドン・ダービーには間に合うといわれている。鼠蹊部に違和感を訴えたベン・デイビスの回復は遅れているものの、フルスカッドに近い陣容で大詰めを迎える公算が大きくなってきた。

現役当時はイングランド代表のストライカーとして長く活躍し、現在はコメンテーターを務めるアラン・シアラーもトッテナムを絶賛するひとりだ。

「ケインとアリを欠いていたにもかかわらず、プレミアリーグは4連勝。チャンピオンズリーグのラウンド16第一戦でもドルトムントを3-0で破った。試合内容が芳しくなくても、3ポイントを奪うしたたかさも身につけている。トッテナムにもリーグ優勝のチャンスは十分にある。無視できない存在だ」

シアラーの言葉を借りるまでもなく、今シーズンのプレミアリーグはシティ、リヴァプール、トッテナムの三強が、最終盤までつばぜり合いを演じるに違いない。残り3か月……お楽しみはこれからだ!

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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