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サッカー フットサル コラム 2019年2月20日

トッテナムは無視できない。優勝のチャンスは十分にある

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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ようやく使えそうだ。いよいよ新居に引っ越しだ。借り暮らしは肩身が狭いし、大切な試合の前日にアメリカン・フットボール、ミュージシャンのライブに使われもする。ホームといっても、どこか窮屈だった。

新スタジアムの収容人員は6万余。警備の関係で3万人前後に抑えているウェンブリーの倍だ。《ホーム感》が増大する。お披露目は4月のチャンピオンズリーグ準々決勝が有力だ。ドルトムントとのラウンド16はまだ終わっていないが、第一戦を3-0で先勝している。3月6日の第二戦にはメインキャストが戦線に復帰している公算が大きい。トッテナムの準備がついに整った。

おそらく3月第二週までに、新スタジアムに関する記者会見が設定されるだろう。ダニエル・リーヴィ会長とマウリシオ・ポチェッティーノ監督も同席し、今後のプランが語られるはずだ。長期的な視野に基づく指針を明らかにするとともに、レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドの次期監督候補として挙げられるポチェッティーノとの契約に関しても、リーヴィ会長がなんらかを示唆したとしても不思議ではない。

さて、トッテナムはハリー・ケインとデレ・アリの負傷欠場中も、勝点を積み重ねている。26節終了時点で勝点60。27試合を消化している首位マンチェスター・シティとは5ポイント差。完全に射程内だ。ソン・フンミンは《ゾーン》に入ったかのようにゴールを量産し、クリスティアン・エリクセンはさすがの状況判断で多くのチャンスを演出する。また、ムサ・シソコの運動量、トビー・アルデルヴァイレルトとヤン・フェルトンゲンの安定感など、主力が及第点以上のパフォーマンスを見せてケインとアリが不在の間を支えてきた。

そしてケインは痛めていた左足首が急速に快方に向かい、週末のバーンリー戦で復活する可能性が伝えられはじめた。ハムストリングを負傷したアリも、3月2日のノースロンドン・ダービーには間に合うといわれている。鼠蹊部に違和感を訴えたベン・デイビスの回復は遅れているものの、フルスカッドに近い陣容で大詰めを迎える公算が大きくなってきた。

現役当時はイングランド代表のストライカーとして長く活躍し、現在はコメンテーターを務めるアラン・シアラーもトッテナムを絶賛するひとりだ。

「ケインとアリを欠いていたにもかかわらず、プレミアリーグは4連勝。チャンピオンズリーグのラウンド16第一戦でもドルトムントを3-0で破った。試合内容が芳しくなくても、3ポイントを奪うしたたかさも身につけている。トッテナムにもリーグ優勝のチャンスは十分にある。無視できない存在だ」

シアラーの言葉を借りるまでもなく、今シーズンのプレミアリーグはシティ、リヴァプール、トッテナムの三強が、最終盤までつばぜり合いを演じるに違いない。残り3か月……お楽しみはこれからだ!

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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