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チェルシーに、少し陰りがみえてきた──。
直近5試合のプレミアリーグは2勝1分2敗。1-3で敗れたトッテナム戦はフィジカルで圧倒され、1-2の苦杯を舐めたウォルヴァーハンプトン戦は追いつかれ、逆転されると、リズムを取り戻せなかった。
さて、周囲を囲んだり、激しくプレスしたり、各チームがジョルジーニョ対策をとりはじめたこともチェルシー低調の要因である。当然、週末に対戦するシティも、チェルシーのコンピュータを破壊しようとするに違いない。後方からのビルドアップにはパスコースを限定し、ジョルジーニョに渡った瞬間に潰す。絵に描いたようなショートカウンター炸裂。あるいはフォーメーションの都合上、どうしても空きやすいジョルジーニョの両脇を、磨きがかかった連携で徹底的に狙う。
さらにレロイ・ザネがチェルシーの右サイドバックをタッチライン際に引きつけ、センターバックとの間に生じるスペースをダビド・シルバが利用する。要するにシティが得意とするパターンで、数多くのチャンスを演出することは十分に可能だ。
したがってチェルシーのマウリツィオ・サッリ監督は、フォーメーションを変更するべきかもしれない。エンゴロ・カンテを一列下げ、ジョルジーニョの守備の負担を軽減する4-2-3-1を試すべきかもしれない。しかしサッリは頑なだ。みずからの哲学を信じ、ジョルジーニョが体力的な不安をさらした13節のトッテナム戦終了後も、最も信頼するMFを糾弾しなかった。むしろ「攻撃的になりすぎた」と、カンテに苦言を呈している。
この経緯を踏まえると、シティ戦は十中八九4-3-3だ。しかもサッリはレギュラーメンバーを固定する傾向にあるため、ミッドウィークのウォルヴァーハンプトン戦から中二日でも、ローテーションはしない。対するシティはワトフォード戦から中三日。疲労が蓄積しつつあるシーズン中盤戦で一日の差は大きく、ましてジョゼップ・グアルディオラ監督はローテーションンが巧みだ。ワトフォード戦を休んだセルヒオ・アグエロ、73分に退いたD・シルバのスタメンは濃厚だ。つまり現状ベストのメンバーで、優勝戦線からチェルシーを振るい落とそうとするだろう。
ウォルヴァーハンプトン戦終了後、サッリ監督は「後半の途中からあらゆる局面で後手を踏み、自分たちのフットボールがまったくできなくなった」と首を傾げた。シティ戦を前に、チェルシーのムードは芳しくない。ほんの一か月前まで、ハイレベルの首位攻防戦が期待されていたのだが……。
※チェルシー対シティ戦は、12月8日(土)深夜 2:15~から『J SPORTS 2』でライブ中継いたします。
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
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