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ルーカス・トレイラは《いい買い物》だった。3500万ポンド(約49億7000万円)前後といわれていた移籍金が2500万ポンド(約35億5000万円)で落ち着いただけではなく、プレー面でも大きな影響が出はじめている。受け手の状況に応じた長短緩急のパスを自在に操り、スペースを埋める技術も天下一品。中盤の軸として、今シーズンのアーセナルを支えるに違いない。
また、マテオ・ゲンドゥージも先行投資という意味ではヒットの予感が漂う。昨シーズンまでフランス2部リーグでプレーしていたのだから、プレミアリーグのリズムに即フィットできるはずがない。ただし、現時点では大きなミスもない。場数をこなしていけば、大きな戦力になる公算が大きい。スター性を備えた外見もセールスポイントである。
さて、近ごろアーセナルOBがかまびすしい。
「なんのために戦っているのか、チームスピリットの重要性を理解するためにも、ジェイムズ・ミルナー(リヴァプール)を見習う必要がある」(ポール・マーソン)
「あの選手はぜいたく品だな。ハードワークせず、自分が気に入ったシチュエーションのときにだけ真価を発揮する」(マーティン・キーオン)
彼らが糾弾したのはメスト・エジルだ。たしかに、出来は芳しくない。ワールドカップの不調を心身ともに引きずり、モヤモヤしたまま今シーズンを迎えた印象がある。表情も曇りがちだ。
しかも不得手な右サイドに起用されるケースが多く、なおかつアーセナルはウナイ・エメリ新監督の就任によって変革のときを迎えた。ある程度の自由を許されたアルセーヌ・ヴェンゲル体制下とは異なり、相手ボールになった際の素早い対応が求められている。攻守の切り替えは、エジルの弱点ともいわれている。
ましてサイドでは、類稀な感覚が限定される。第5節のニューカッスル戦でも、エジルが中央に配置された瞬間、アーセナルの攻撃は活性化した。したがって、彼の特性を活かすのなら、やはり二列目の中央がベストポジションと考えられる。
さらにウイング不在の現状を踏まえると、ピエール=エメリク・オーバメヤンとアレクサンデル・ラカゼットの2トップ。その背後にエジルを配置。そして中盤はトレイラを軸として、対戦相手、コンディション、スケジュールなどを踏まえつつ、ゲンドゥージ、アーロン・ラムジー、グラニト・ジャカ、モハメド・エルネニーをローテーションすべきではないだろうか。
マーソンとキーオンは個人的な嗜好として、ハードワーカーがお好みのようだ。エジルは《推しメン》ではない。ただ、稀代のゲームメーカーをどのように組合わせるかによって、アーセナルは大きく変わる。エジルの才能を最大限に活かすプランは、きっとあるはずだ。
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
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