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GKジョー・ハートは衰えを隠せず、得点源として期待されたハビエル・エルナンデス、アンディ・キャロルはケガとの戦いに明け暮れた。解任されたスラベン・ビリッチの後を受け、12節から監督に就任したデイビッド・モイーズも、予想どおりのノープラン。攻守ともに決まりごとがなく、勝点3を奪う方法論を持っていないことが改めて露呈された。
昨シーズンのウェストハムは散々だった。降格こそ免れたが、シーズンを通して見せ場がなく、怒ったファンが本拠ロンドンスタジアムのピッチに乱入する事件まで起こしている。ボビー・ムーア、ジェフリー・ハーストといった1966年イングランド・ワールドカップの主力を輩出し、リオ・ファーディナンド、フランク・ランパード、ジョー・コール、マイケル・キャリックなど、プレミアリーグにその名を残すタレントを育成したにもかかわらず、あまりにも物悲しい一年だった。
しかし、今シーズンはそこそこ期待できるのではないだろうか。新監督にマヌエル・ペレグリーニが就任した。ビジャレアル、レアル・マドリード、マラガなどの監督を務めた後、マンチェスター・シティを二度、プレミアリーグの頂点に導くなど、そのキャリアは申し分ない。
補強も非常に積極的だ。ポゼッションを基本とする新監督の要請により、ジャック・ウィルシャー、フェリペ・アンデルソン、アンドリー・ヤルモレンコを次々に獲得している。ウィルシャーはコンディションさえ維持できればその才能に疑いの余地はなく、F・アンデルソンとヤルモレンコのセンスはだれもが認めるところだ。
また、ルカシュ・ファビアンスキの入団により、ゴールマウスには平穏が訪れる公算が大きい。GKのケアレスミスから失点を招く事態は激減する。昨シーズン、スウォンジーでは降格の悲哀を味わったものの、ファビアンスキだけはつねに安定していた。
こうした新戦力にパブロ・サバレタ、マーク・ノーブル、マルコ・アルナウトヴィッチといった既存戦力がからみ、キャロルが少なくとも半年は健康体でいられたなら(足首の負傷で11月上旬復帰予定)、昨シーズンのような降格の恐怖を味わうことはないだろう。トップ10、もしくはヨーロッパリーグ出場権を狙える陣容は整いつつある。
リヴァプール、ボーンマス、アーセナル、ウォルヴァーハンプトン、エヴァートン、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドと、今シーズンの序盤は厳しいスケジュールだ。ビッグ6との対戦が4試合も組まれ、ボーンマス戦、エヴァートン戦はアウェーゲームだ。シーズン早々につまずくリスクもある。
しかし、この高いハードルを乗り越えれば、一気に加速する可能性も少なくない。イングランド屈指の古豪がプレミアリーグに風穴を開けられるか。《ハマー》の威力は増大しているはずだ。
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
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