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サッカー フットサル コラム 2018年6月29日

フレッジとダロトに続くユナイテッドの新戦力は!?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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この夏、マンチェスター・ユナイテッドはフレッジを獲得した。ハードワークを身上とするMFの入団により、ポール・ポグバは守備の負担が軽減されるに違いない。ディオゴ・ダロトもやって来た。ジョゼ・モウリーニョ監督が「ヨーロッパ屈指のレベル」と高く評価する右サイドバックは、アントニオ・バレンシアからレギュラーポジションを奪い取る可能性大だ。

しかし、補強はまだ終わっていない。フレッジとダロトを加えた現有勢力から判断すると、左サイドバックとセンターバックには一線級が必要だ。

アシュリー・ヤングとルーク・ショーを擁する左サイドバックは、一見すると質量とも申し分ないように映る。ただ、ヤングは7月9日で33歳。体力の維持が難しい年齢になってきた。ショーは22歳とまだまだ若いが、プロとしての自覚が足りない。体幹が決して強くなく、太りやすい体質であるにもかかわらず、数週間前に緩んだボディをメディアに撮影され、首脳陣のヒンシュクを買った。

この現状を、モウリーニョ監督が看過するはずがない。現時点でバレンシアのホセ・ルイス・ガヤ、シュツットガルトのバンジャマン・パハルに接触を図った、との噂も聞こえはじめた。仮に後者であれば、〈エージェントP〉ことポグバの出番だ。昨年の夏は親友ロメル・ルカクの獲得に尽力している。フランス代表の同僚でもあるパハルを口説き落とせるだろうか。

センターバックも深刻だ。エリック・バイリーとフィル・ジョーンズはケガが多く、クリス・スモーリングも安定はしていない。2シーズン目を迎えるヴィクトル・リンデロフに、どれほど期待していいものか……。

昨シーズンの終盤からリンクされているトビー・アルデルヴァイレルトは高すぎる。彼が所属するトッテナム・ホットスパーは100億円を提示してきたという。モウリーニョ監督が狙っていたクレマン・ラングレ(セビージャ)は、バルセロナと合意間近と伝えられている。一部のメディアは「ディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリー)に急接近」と報じているが、この男とディエゴ・シメオネ監督の間には太くて強い絆がある。プランを見直した方がいい。

さて、マルワヌ・フェライニが週給のダウンを了承し、契約を二年延長した。この結果、夏の本命ともいわれていたセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ)の獲得は見送られる公算が大きい。すでにフレッジを獲得し、スコット・マクトミネイとアンデル・エレーラの残留も濃厚と考えられるため、MFを補強する必要性は高くない。このポジションに大金を注ぐよりも、左サイドバックとセンターバックに投資する方が賢明だ。

なお、プレミアリーグ内の移籍市場は8月9日・午後5時(現地時間)に締め切られる。イタリアは18日、スペイン、ドイツ、フランスは例年どおり31日だ。この違いが各チームのプランに及ぼす影響は小さくない。ターゲットとなる選手の多くがワールドカップに出場していることも含め、夏の市場は読みづらい。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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