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サッカー フットサル コラム 2018年6月1日

えっマジか!?ベイルがユナイテッドにやって来るって!?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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この商売を長く続けていると、少々のことでは驚かなくなってくる。いい意味でも悪い意味でも免疫力が高くなり、移籍市場のニュースを楽しむ傾向が強くなってきた。とくにタブロイド紙の情報は担当者の空想に基づくばかりで、信ぴょう性が乏しい。直近では「ポール・ポグバがユベントス復帰を画策!?」である。ポグバの週給は29万ポンド(約4350万円)。ユベントスには支払えない。

それにしてもマンチェスター・ユナイテッドは、名前を利用されるチームだ。市場が開くたびに、必ずといっていいほど大物とリンクされる。名前の無断借用で訴えても、ひょっとすると勝てるんじゃないか?しかしタブロイド紙ではなく、高級紙が報じると「な、なんだと」と気色ばんでしまう。

「ガレス・ベイルがユナイテッドへ!?」

5月28日の『テレグラフ』が報じていた。いわゆる〈飛ばし〉を好まず、しっかりと裏を取ってから報道する媒体だ。信頼できる消息筋からのネタをもとにした情報と考えられる。チャンピオンズリーグ決勝後もより多くの出場機会を求めていたベイルだけに、レアル・マドリーを退団したとしても不思議ではない。

ただし、ベイルがユナイテッドに入団した場合、攻撃陣は人材過多となる。すでに退団を決意したアントニー・マルシャルだけでなく、マーカス・ラシュフォードやファン・マタも放出の対象になりかねない。ラシュフォードは生え抜きの有望株だ。できれば手もとで育てたい。マタは暖かい人柄で人気があり、攻撃にアクセントをつける意味でも貴重な存在だ。

新戦力の補強は一種のギャンブルであり、知名度の高い選手が即フィットするとは限らない。ましてユナイテッドは、攻撃をロメル・ルカクとポグバに依存してきた。そこにベイルが加わると、連携には無頓着なタイプが組み込まれると、結局は2017-18シーズンと同じ過ちを繰り返すだけではないだろうか。

ジオゴ・ダロト(FCポルト)との交渉が順調で、早ければ週明けにも契約すると伝えられている。シャフタール・ドネツクのフレッジ、トッテナムのトビー・アルデルバイレルトも、ワールドカップ前には入団発表と、高級紙『タイムズ』が報じていた。補強は順調に進んでいるのかもしれない。

しかし、新戦力と既存戦力が融合しない限り、マンチェスター・シティとの差は広がるばかりだ。トッテナムとリヴァプールも、チームの完成度ではユナイテッドの上を行く。3シーズン目を迎えるジョゼ・モウリーニョ体制は、三度目のリ・スタート。なかなか、うまくいかない……。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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