人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2024年6月30日

【ツール・ド・フランス2024 レースレポート:第1ステージ】史上初のイタリア開幕を制したのはロマン・バルデ 約50kmを逃げ切って33歳にして初のマイヨ・ジョーヌ「1日でも良いからマイヨ・ジョーヌが着たかった」

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line

「予想していないことが起こるからロードレースは楽しい。いつもとは違う心境でツールに臨んでいて、今日のアタックも本能にしたがったまで。総合成績を狙っているわけではないので、今日はステージ優勝か20分遅れかのどちらかだろうと考えていたんだ」(バルデ)

オープニングステージを制し、今大会最初のマイヨ・ジョーヌ着用者に。11回目の出場にして、初めてレースリーダーになる。

2016年には個人総合2位、翌2017年には同3位と、総合表彰台にも立った。当時は紛れもなく、「ツール制覇に最も近いフランス人ライダー」であった。でも、不調や落車負傷に苦しむうちに、そんな周囲の見方も薄れていく。過度のプレッシャーを避け、ジロを走ってみたり、ステージ狙いに切り替えてグランツールを走ったりと、近年はアプローチを変えつつシーズンを送ってきた。このツールも、開幕を前にステージ狙いであることを口にしていた。

「1日でも良いからマイヨ・ジョーヌを着るのが夢だった。正攻法ではうまくいかなくて、本当に寂しい思いをしてきた。だけど、今まで違ったやり方をしてみたらうまくいったんだ。今日の結果こそが、本当の自分だと思っているよ」(バルデ)

先ごろ、来年6月のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネを走ってキャリアを終えることを明言した。つまりは、実質これが最後のツール。ついに袖を通したマイヨ・ジョーヌは、喜びも苦しみもすべて受け入れてきた彼への最高のご褒美である。

チームを支えた新進気鋭のルーキー、フランク・ファンデンブルーク

チームを支えた新進気鋭のルーキー、フランク・ファンデンブルーク

dsm勢によるワン・ツーフィニッシュの立役者は、ファンデンブルークで間違いない。文句なしの敢闘賞獲得だ。今季プロデビューした23歳で、4月にはツアー・オブ・ターキーを制した新鋭である。

「開幕からの数日で何かやってみようと思っていたんだ。逃げている間は深くは考えず、僕にできることはひたすら前を目指すことだけだった。フィニッシュして初めて、自分が成し遂げたことの大きさに驚いているところだよ。ロマンを前で待つために先頭を走っていたわけじゃないけど、結果的には成功だったね」(フランク・ファンデンブルーク)

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ