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サイクル ロードレース コラム 2024年1月29日

【Cycle*2024 アルウラー・ツアー:プレビュー】歴史的文化に満ちるアルウラーで「日本ロードレース界の歴史」が動く 2年連続参戦のJCL TEAM UKYO、エースの山本大喜「ステージ優勝を狙う」

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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アルウラー・ツアー

アルウラー・ツアー

シーズン序盤の脚慣らしの場としてすっかり定着した中東レース。ここからおおよそ1カ月ほど、アラビア半島各地(一部レースはトルコでも開催される)をプロトンがめぐる。

アルウラー・ツアーは大会名称こそ初めて世界に名をとどろかせるが、もとは「サウジ・ツアー」として行われてきた。前回はジョナサン・ミラン(現リドル・トレック、当時バーレーン・ヴィクトリアス)やソーレン・ヴァーレンショルト(ウノエックスモビリティ)らがその名を売り、最終的にはルーベン・ゲレイロ(モビスター チーム)が個人総合優勝。めまぐるしく主役が入れ替わり、濃密な5日間だった。

開催地アルウラーは、サウジアラビア北西部のオアシスに成立した都市で、その歴史は7000年を超えるという。特筆すべきはナバテア王国の時代に創られたとされる住居やお墓といった貴重な遺物が集中している点。今大会の第4ステージでスタート地となるヘグラは、同国では初めてのユネスコ世界遺産に登録された古代遺跡で知られる。ちなみに「アルウラー」の都市名は、同国の観光戦略による便宜的な名称だそうで、「アル・ウラ」(Al-'Ula)または「ウラ」が本来の呼び名なのだとか。

そんな歴史都市のアルウラーで、4回目となるワールドクラスのステージレースが催される。大会の歴史自体はまだ浅いが、きっとこれから長きにわたってイベントとしての歩みを深めていくことだろう。

同時に、「日本ロードレース界の歴史」も動いていくこととなる。いや、歴史が築かれると言った方が正しいか。昨年に続きJCL TEAM UKYOが参戦する。「日本からツール・ド・フランスへ」「世界の頂点に立つサイクルロードレースチームを日本から」。このコンセプトとともに、今年も世界に乗り込む。

前回はUCIポイント獲得(個人総合25位以内)をテーマに挑んだ彼らだったが、たびたび逃げで魅せ、トレインを成して集団前方に上がってくる場面がありながらも、ポイント獲得には至らなかった。チーム最上位の同38位だった山本大喜は、「コンディションを整えて臨んだが、想像以上の過酷さに苦しんだ」と振り返る。砂漠地帯特有の強い横風や、体躯の大きな選手たちとの対峙に、力の差を痛感した。

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