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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 レースレポート:第21ステージ】ユンボ・ヴィスマが同一年グランツール全制覇!偉大なるチャンピオンと共に表彰台の頂点に君臨したセップ・クス「とてつもなく誇らしいし、大いなる名誉に感じる」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか無料動画
【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第21ステージ|Cycle*2023
誰もがゆっくりとマドリードの市街地を目指した。それでも目抜き通りに引かれた全長5.8kmの最終周回コースが近付くにつれて、徐々にスピードは上がっていく。総合王者を擁するユンボ・ヴィスマが、いつしか隊列を組み上げた。
こんな伝統的な風景は、しかし、突然打ち切られた。だって……真剣勝負は、まだ終わってはいなかったのだ!1回目のフィニッシュラインくらい静かに8人全員で先頭で通過したかったユンボの願いも、最後の機会にマドリードの周回を先頭で楽しみたかったLLサンチェスの想いも、ギラギラするような野心に吹っ飛ばされた。
早々とユンボから制御権をもぎ取ったのは、アルペシン・ドゥクーニンクだ。2回目のフィニッシュライン通過時に与えられる中間ポイントを収集するために、大会にいまだ残る6人全員が、力づくで隊列を走らせた。なにしろ4色のリーダージャージの中で……グリーンジャージだけが、いまだ最終的な持ち主を確定していなかった。4日目からポイント賞首位の座を守り続けてきたカーデン・グローブスと、2位レムコ・エヴェネプールとの差は、たったの19ポイントしかなかった。
カーデン・グローブス
「今日は、本当にステージが欲しかったし、グリーンジャージを守りたかった。レムコがジャージを脅かす存在であり……しかも、彼は、なにかをトライしてくるに違いないと確信していたんだ」(グローブス)
実のところ、この時点では、エヴェネプールはプロトンの最後尾でおとなしく過ごしていた。中間スプリントに混ざる様子など、ちっとも見せなかった。それでもアルペシンは毅然と前へ突き進み、着実にグローブスの先頭通過を成功させた。ポイント差は39に押し広げた。フィニッシュラインでは50ポイントが与えられるから、数字の上では、いまだ確定したわけではなかった。
アルペシン隊列の猛攻が終わった瞬間に、入れ替わるように、今度はボーラ・ハンスグローエが猛攻に転じた。「ちょっとしたカオスを創り出したかったんだ」というニコ・デンツとレナード・ケムナの2人のタンデムに、ルイ・コスタも素早く飛び乗った。この日の朝、母国ポルトガルのリスボンが、来年のブエルタ開幕地に指名されたばかりだった。
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