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サイクル ロードレース コラム 2023年8月14日

【Cycle*2023 UCI世界選手権大会 女子エリート ロードレース:レビュー】ロッタ・コペッキーが悲願のマイヨ・アルカンシエル! トラック競技と合わせ7日間で3枚の“レインボー”でスーパー世界選手権の申し子に

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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世界選手権

グラスゴー市街地周回コース

今年は2月のシーズンインからタイトルを欲しいままにし、ツールでも第1ステージ勝利から6日間マイヨ・ジョーヌを着用。山岳でも粘って、最終的に個人総合2位とポイント賞のマイヨ・ヴェールを獲得した。今大会に入ってからは、トラック競技でエリミネイションとポイントレースで優勝。優勝候補筆頭に挙げられたロードレースも、しっかりと勝ち切ってみせた。

「レース内外でサポートしてくれたベルギーチーム全体に感謝したいです。特に、序盤で逃げに入ったサンネ・カントと、長く集団を牽いてくれたジャスティーヌ・ゲキエールの2人の働きは本当に素晴らしかった。ゲキエールはシャベイとの差を1分30秒にとどめてくれました。終盤はみずからレースを動かすほかないことは分かっていたので、そこまでの態勢を整えてくれた彼女たちの働きに応えたいと思っていました」(コペッキー)

充実度を深める走りの一方で、競技外では苦難にも直面していた。3月に兄が亡くなったときは、葬儀の日もトレーニングを止めず、すぐにレース復帰。この日のレース後には直接的な言及こそなかったが、涙ながらに当時の様子を振り返っている。

「本当を言えば、自宅で家族と過ごしていた方が良かったに違いありません。でも私は走り続けることにしました。大きな目標に向かって取り組んだ方が、精神的にも安定すると思ったからです」(コペッキー)

UCI(国際自転車競技連合)が初の試みとして開催したスーパー世界選手権。ひとつの都市に多くの競技が会し、いくつもの戦いにファンは魅了された。複数の競技にまたがってアルカンシエルを獲得する選手が生まれたあたりも、この大会ならではの魅力となった。3つの種目で世界女王になったコペッキーは、まさに“スーパー世界選手権の申し子”といえよう。

「短いスパンでトラックとロードをこなせるので、調整がしやすかったですね。いつもだと世界選手権の時期が異なるので、それぞれのトレーニング期間が必要になるのです。今回はツールからの流れでグラスゴー入りできましたし、私はスーパー世界選手権を気に入っていますよ」(コペッキー)

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