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【Cycle*2023 UCI世界選手権大会 女子エリート ロードレース:レビュー】ロッタ・コペッキーが悲願のマイヨ・アルカンシエル! トラック競技と合わせ7日間で3枚の“レインボー”でスーパー世界選手権の申し子に
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介周回コースで独走を見せたエリーズ・シャベイ
残り2周を迎える頃には、先頭を行くシャベイと精鋭グループとの差は20秒まで縮まる。数的優位なオランダがファンフルーテンを牽引役に据える脇から、ルドヴィグやコペッキーが代わる代わるアタック。それをフォレリングやシュヴァインベルガーらがすかさずチェックに走る。この段階でコペッキーの脚の良さは明白で、どの選手も彼女の動きに合わせるようになっていく。ひとり追わされるような状況にコペッキーがイラ立つ場面も。
モンローズ・ストリートの上りでフォレリングが仕掛けたのを機にシャベイを完全に目の前に捉え、最終周回の鐘と同時にキャッチ。ときを同じくしてファンフルーテンがパンクで脱落。優勝争いは7人に絞られた。
消耗戦の様相を呈した戦い。ここまで来ると各選手の脚色が見えてくる。ダイグナンやシュヴァインベルガーが抜け出すと、ローセルとコペッキーがすぐにチェックするが、フォレリングは反応が鈍りがちに。上りで何とか追いついて、カウンターアタックを繰り出すも左脚を攣ってしまった。
決定的なシーンは、残り5.6kmで訪れた。直前の連続コーナーでのルドヴィグが仕掛け、コペッキーが反応。先頭が2人に絞られると、上りを利用して再びルドヴィグがアタック。これを労せず対処したコペッキーが、ここぞとカウンターアタック。さすがのルドヴィグもついていけない。
「ルドヴィグのアタックに対応できた時点で“勝った”と思いました。あとはカウンターアタックを成功させるだけ。自信をもって踏み込みました」(コペッキー)
分厚い包囲網を打ち破って、ついに独走に持ち込んだコペッキー。最後のモンローズ・ストリートの上りもプッシュして後続にダメ押しすると、残りの1.5kmは栄光へのウイニングライド。勝利を確信し、自然と笑みがこぼれた。そして、セレブレーションはいつもと同じように力強く、胸を一度叩いて喜びを表した。
「トラック競技2種目で優勝できましたが、正直ロードレースを勝つのは難しいと思っていました。7日間で3枚のマイヨ・アルカンシエルですよ! われながらクレイジーすぎますね」(コペッキー)
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