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【Cycle*2023 UCI世界選手権大会 女子エリート ロードレース:レビュー】ロッタ・コペッキーが悲願のマイヨ・アルカンシエル! トラック競技と合わせ7日間で3枚の“レインボー”でスーパー世界選手権の申し子に
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTube
【ハイライト】UCI世界選手権大会 女子エリート ロードレース|Cycle*2023
一進一退の流れは全体のハイペースを呼び込み、前半唯一の登坂区間クロウ・ロードではマリアンヌ・フォス(オランダ)ら一部の有力選手が後退。グラスゴー入りまでにメイン集団へと戻ったが、やはり大多数がテクニカルコースで再び後ろに取り残されている。
散発的なアタックはいずれもほどなくしてキャッチされ、明確な逃げがないまま市街地サーキットへ。そこからは各国のエースクラスがみずから動くようになっていて、コペッキーやフォレリングを含んだ数人が集団からリードを得る場面も。さすがにフィニッシュまで距離を残しているとあって集団に戻るが、臨戦態勢が整っていることをうかがわせる。
均衡が破られたのは、フィニッシュまで74kmを残したタイミング。序盤から積極姿勢を見せていたエリーズ・シャベイ(スイス)が単独で飛び出して、集団に対し20~30秒のリード。残り5周を切ったところで数人が追走意思を見せるが、そこにコペッキーが加わると大多数が追随。再びペースが緩み、パンクで一時後方へ下がっていた前回女王のアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)らが集団に復帰している。
そうこうしているうちに、シャベイはリードを1分30秒まで拡大。アタックとキャッチを繰り返していた集団は、ジャスティーヌ・ゲキエール(ベルギー)、リーアンヌ・マルクス、シリン・ファンアンローイ(ともにオランダ)が統率を図りながらペースアップに努める。残り35kmでファンフルーテンがアタックすると、駆け引きは本格化しコペッキーやフォレリング、マーレン・ローセル(スイス)らも前をうかがう。精鋭メンバーが決まるまでにそう時間はかからず、コペッキー、フォレリング、ローセル、エリザベス・ダイグナン(イギリス)、クリスティーナ・シュヴァインベルガー(オーストリア)、セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク)が、数秒前を行くファンフルーテンを目指してスピードを上げた。
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