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【Cycle*2023 クラシカ・サンセバスティアン:レビュー】アルカンシエル、ブエルタ防衛に死角なし! レムコ・エヴェネプールがドノスティア3勝目「今日を人生最後のマイヨ・アルカンシエルにするつもりは全くない」
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介コンチャ湾に浮かぶサンタ・クララ島を眺めるコースレイアウト
「このレースは本当に大好きなんだ。バスクのファンはいつだってアメージング。今日の展開だとみんなペリョを応援していたけど、そんなことよりあの熱狂ぶりが気に入っているんだ。ペリョがいてくれたおかげで最後まで盛り上がりの中を走ることができたよ」(エヴェネプール)
自分でレースを構築し、どんな展開になっても勝負に持ち込める対応力。毎度のことながら、23歳の走りとは思えない。この日はリアルスタート前のニュートラル区間で落車に巻き込まれてしまったが、ダメージなくレースに集中ができた。
これでひとまずはマイヨ・アルカンシエルが見納めとなるが、今の勢いならまたすぐにでも取り戻しているかもしれない。いずれにせよ、1週間後に控えるロード世界選手権、さらには連覇がかかるブエルタ・ア・エスパーニャへ、最高の脚試しになった。
「今日がアルカンシエルを着るキャリア最後の日になったら悲しすぎるね。そうするつもりは全然ないよ」(エヴェネプール)
ジロ・デ・イタリアではトップを走りながら新型コロナウイルス感染で大会を去ったが、6月のツール・ド・スイス、ベルギー選手権までは走って、ツール・ド・フランス期間中は休養と調整に充てた。シーズン後半の第一歩となったドノスティアでしっかりと結果を出した。大きな目標へ、このまま突き進む。
「トレーニング内容やスケジュール的には昨年と同じ。何をしたかデータなどを見返して、まったく同じプランを立てて進めてきた」(エヴェネプール)
地元勝利とはならなかったが、ビルバオも大満足の2位。ツール・ド・フランスでステージ優勝し、個人総合でも6位になった好調そのままにドノスティアを走り切った。
「レムコがエライツで動くことは予想していた。先頭グループではみんなで協調できたから、このまま逃げ切れると思っていたよ。勝つならムルギルでレムコを引き離さないといけなかったのだけど、彼の方が強かった。ペースを上げても上げてもついてきたからね。ツールからのこの数週間は、激しくも素晴らしい経験だった。自分のしたことを心から誇りに思えるよ」(ビルバオ)
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