人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2023年7月20日

【ツール・ド・フランス2023 レースレポート:第17ステージ】ポガチャルが衝撃の大ブレーキ!ヴィンゲゴーとの総合タイム差は7分35秒に。ステージは元ジュニア世界王者のガルが制す

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line

無料動画

【ハイライト】ツール・ド・フランス 第17ステージ|Cycle*2023

標高2304mまで上ったら、少し下ってクールシュヴェルのエアポートに敷かれるフィニッシュラインへ。最後の250mがまたも18.66%の急坂。165.7kmのレース距離以上に長く感じるような、もはや恐怖の1日である。

前日の個人タイムトライアルで見せた、ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)の驚異的な走り。その余韻がなおも漂うままにレースはスタートのときを迎えた。総合タイム差1分48秒をユンボ・ヴィスマは守れるのか、はたまた追う側のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)は奇策を打てるのか。

序盤はいつものようにアタックとキャッチの繰り返し。その流れの中で、ポガチャルが前走者の後輪に接触し落車してしまった。不穏な空気が漂う。

これに起因して集団が割れたが、ほどなくして一団に戻る。ポガチャルの左肘と左膝からは血が流れている。

「前を走っていた誰かが急ブレーキをかけたのだと思う。そのはずみで僕のタイヤに当たったんだ」(タデイ・ポガチャル)

最初のカテゴリー山岳であるセジーで18人が抜け出しを図ったが、集団ではリーダーチームのユンボ・ヴィスマがティシュ・ベノートを出してペーシング。一気にペースが上がったことで遅れる選手が出はじめ、やがて逃げていた選手たちを飲み込むことに。マイヨ・アポワを着るジュリオ・チッコーネ(リドル・トレック)が先頭通過し、その後の下りでジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ)らが前をうかがった。

こうした動きをきっかけに、最大で35人の先頭グループができあがる。その中には、個人総合7位でスタートしたペリョ・ビルバオ(バーレーン・ヴィクトリアス)や同8位のサイモン・イェーツ(チーム ジェイコ・アルウラー)ら上位選手たちも乗った。

彼らとメイン集団とは1分30秒ほどの差でしばし推移するが、ユンボ・ヴィスマもUAEチームエミレーツもアシスト陣を前に送り込んだことで、100km地点を過ぎたあたりから無理に追う気配は見せなくなった。フィニッシュまで50kmを残したところで、タイム差は3分を超えた。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ