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【ツール・ド・フランス2023 第10ステージ結果速報】荒れ狂う展開の中、逃げにのったビルバオが冷静にツール区間初優勝を掴み取る、総合順位も5位までジャンプアップ
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部第11ステージコースマップ
7月12日(水)第11ステージ
クレルモン・フェラン > ムーラン
179.8 km(平坦)
第9ステージの終わりから滞在してきた中央山塊に別れを告げて、平らな大地へ。4ステージぶりに、ピュアスプリンターたちに出番が巡ってくる。絶対に失敗はしたくない。なにしろこのチャンスを逃すと、第18ステージまで、全力スプリントの機会は訪れない。
約10日後には、ツール・ド・フランス・ファムの開幕地として女子プロトンを迎え入れるクレルモン・フェランから、向かうは初登場の地ムーラン。アリエ県にツールが足を止めるのは実に10年ぶりであり、なによりツールにとっては、これにて晴れてフランス本土の「県庁所在地」全96都市コンプリートなんだとか!
ステージ前半はいまだ山の影がちらつく。ただし100km前後でジュリアン・アラフィリップが少年時代を過ごしたモンリュソンを駆け抜け、フィニッシュ手前61kmでこの日3つ目の4級峠を終えると、もはや地形的な難関は存在しない。
ムーラン(一般的には風車を想像させる)という地名に、一抹の不安もよぎる。幸いにも地名の由来は、かつてアリエ川で使われていた「水車」を使って進む外輪船とのこと。もちろん決して風の吹かない地域ではない。ただステージ終盤の東へと向かう一本道では、農地を囲むように並ぶ木立が、日々の生活においては風を遮る役目を果たしている。
2019年パリ〜ニース第3ステージでは大集団フィニッシュを受け入れ、サム・ベネットの勝利を見届けたムーランだが、フィナーレのコースは4年前の春とは完全に異なる。この日は残り2.5kmで、アリエ川にかかるレジュモルト橋を渡る。さらには立て続けに3つのコーナーをこなしたら、ラスト約1.3kmはほぼストレート。通常は小さな障害物がいたるところに点在し、フィニッシュライン上にさえ中央分離帯が存在するが、初めてのツール当日に向けて、大集団の全力疾走が可能なコースに早変わりする予定だ。
高低差図
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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