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サイクル ロードレース コラム 2023年7月6日

【ツール・ド・フランス2023 第5ステージ結果速報】ツール初出場のジャイ・ヒンドレーがピレネー初日を制しマイヨ・ジョーヌ獲得!ポガチャルはヴィンゲゴーから総合タイムを53秒落とす

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ジャイ・ヒンドレー

ツール初出場ジャイ・ヒンドレーが区間優勝&マイヨ・ジョーヌ獲得

大会5日目にしてあらそいの舞台はピレネーへ、ポーからラランスまで162.7kmの山岳ステージ、アクチュアルスタートが切られるとヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)やニールソン・パウレスEFエデュケーション・イージーポスト)がアタックを仕掛け、タフなステージになることを予感させる。

ピエール・ラトゥール(トタルエネルジー)が単独で抜け出すことに成功し10秒程度先行、ワウト・ファンアールトユンボ・ヴィスマ)やジュリアン・アラフィリップスーダル・クイックステップ)もアタック合戦に参加し、最終的に総合7位(+22秒)につけるジャイ・ヒンドレーボーラ・ハンスグローエ)も含まれた36人の先頭グループが形成された。

中間スプリントポイントはブライアン・コカールコフィディス)がマッズ・ピーダスンリドル・トレック)に競り勝ち先頭通過、その後飛び出したファンアールト、ピーダスン、カンペナールツが先行、追走ではフアン・ロペスがジュリオ・チッコーネ(ともにリドル・トレック)のために超級スデ峠を牽引、メイン集団はUAEチームエミレーツの牽引で3分程度後方に位置している。

山頂まで2.4kmで追走が追いつき山頂をフェリックス・ガル(AG2Rシトロエン)が先頭通過、山岳ポイント首位へと躍り出た。3級イシェールは独走を試みるクリスツ・ニーランズ(イスラエル・プレミアテック)が先頭で、ファンアールトとアラフィリップが続く。

1級マリー・ブランクで追走が追いつき、残り距離22.5kmでガルがアタック、ヒンドレーだけがついていく。ファンアールトはヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)の位置まで戻り山岳の牽引を行い敢闘賞を手に入れた。残り距離20.2kmでヒンドレーがガルを置き去りにして単独フィニッシュ地を目指す。

メイン集団ではマイヨ・ジョーヌ着用のアダム・イェーツが遅れ、タデイ・ポガチャル(ともにUAEチームエミレーツ)は単騎に、セップ・クス(ユンボ・ヴィスマ)の牽引からヴィンゲゴーがアタック、ポガチャルは反応できず一定ペースで追うのみ。

山岳賞獲りを宣言しているチッコーネに対しヒンドレーのアシスト、エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ)が、ヴィンゲゴーを追いたいポガチャルにはクスがぴったりとマークしており、ヒンドレーは独走のまま両手を挙げてフィニッシュラインへと飛び込んだ。ツール・ド・フランス初チャレンジにして区間優勝、マイヨ・ジョーヌを獲得。

32秒後にチッコーネとガルが、34秒後にヴィンゲゴーが、ポガチャルは1分38秒後にフィニッシュ、ヒンドレーはヴィンゲゴーに対し47秒のマージンがあり、ポガチャルはヴィンゲゴーから53秒総合タイムを落としている。

「最初の計画じゃなかったけど、あの集団の中で自分にできることを探して挑んだ、本当に信じられない、できるだけ総合タイムを稼いで区間優勝したかった。初めてのツールで、戦えるような存在でありたい、何かしら成功を得たいと思っていた、支えてくれたすべての人に感謝したい」ヒンドレー勝利後インタビュー

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