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【ジロ・デ・イタリア2023 レースレポート:第6ステージ】マッズ・ピーダスンが全グランツールステージ優勝を達成! 逃げ切り目前で勝機を逸したクラークとデマルキは互いの走りを称え合う
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介「最後の局面で駆け引きするのは当然のこと。残り10mまで先頭交代を続ける選手なんていないんだ。アレッサンドロ(デマルキ)を責めるつもりはまったくないよ。彼はとても協力的で、力を惜しまなかったんだ。あと一歩のところまで来れたのは彼のおかげでもあるからね」(サイモン・クラーク)
「逃げに適しているステージだと分かっていた。実際に成功まで近づいたことを思うと、見立ては間違っていなかった。ただ、最後は脚がなかった。スプリントになればサイモン(クラーク)に負けるのは目に見えていたから、どうやって打開しようか考えていたんだ。そうしているうちに集団が来てしまった。こんな経験、今までのキャリアで初めてのことだよ」(デマルキ)
酸いも甘いも知り尽くしている2人である。これだけ悔しい思いをしても、やはりポジティブだった。早くも次のチャレンジに意欲的な姿勢を見せ、「またどこかでやってみるよ!」と口をそろえたのだった。
アンドレアス・レックネスン(チーム ディーエスエム、ノルウェー)
今大会最初の本格山岳である第7ステージを前に、個人総合上位陣は大きな変動なくこの日を終えた。アンドレアス・レックネスン(チーム ディーエスエム、ノルウェー)がマリア・ローザを着て、アペニン山脈最高峰のグラン・サッソへと向かう。2位につけるレムコとは28秒差。
「この山については知らないので、これから予習をするよ。当面の目標は日曜日の個人タイムトライアル(第9ステージ)までマリア・ローザを着続けること。難しいミッションだけど、できるだけのことはやってみるよ」(アンドレアス・レックネスン)
文:福光 俊介
福光 俊介
ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う
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