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サイクル ロードレース コラム 2023年5月12日

【ジロ・デ・イタリア2023 レースレポート:第6ステージ】マッズ・ピーダスンが全グランツールステージ優勝を達成! 逃げ切り目前で勝機を逸したクラークとデマルキは互いの走りを称え合う

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第6ステージ|Cycle*2023

頂上が近づくにつれて集団から遅れる選手の姿が目立ち始める。10年前にナポリでステージ優勝しているマーク・カヴェンディッシュ(アスタナ・カザクスタン チーム)も後退。すぐにアシストたちが前に立ってペースを作ったが、その先のダウンヒル区間で落車してしまった。集団復帰はあきらめ、完走狙いに切り替えている。

世界遺産・アマルフィ海岸に沿って走りながら、今度は3級山岳ピッコ・サンタンジェロ(7.5km、3.8%、9%)へ。ここで逃げグループではクラークがペースアップを図り、デマルキだけが追随した。

「クラークのペースについていけたのは僕だけだった。このまま2人で逃げ続けるのは大変だと思ったけど、それしか選択肢がなかったんだ。若い選手たちにはチャレンジ精神と、それを可能にする脚を持っていてほしかったんだけど…ちょっと残念だったね」(アレッサンドロ・デマルキ)

プロトンきっての逃げのスペシャリスト2人である。かえって両者の脚がそろって、簡単にはメイン集団の追撃を許さない。フィニッシュまで30kmを残したところで2分30秒だったその差は、10km先でもそう大きくは変わらない。集団ではプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)やゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)のバイクに不具合が出て、追える力を持つチームが一時的に後ろに下がったことも、先を急ぐ2人にはプラスに働いた。

「スタートした段階からギアの調子が悪かったのだけど、バイクチェンジをするタイミングを作れないくらいにクレイジーなレース展開だったんだ。我慢して走っていたけど、カセットからチェーンが外れてしまって、いよいよ止まるしかなくなった。まぁでも僕の周りには強い選手ばかりだから、何とか集団に戻ることができたよ」(ゲラント・トーマス)

残り10kmでタイム差1分。「10km1分」のセオリーで見れば集団有利だが、ジェットコースターのごとく連続するコーナーをスムーズにクリアするには少人数に分がある。残り5kmで40秒差。それからは1kmあたり5~6秒単位でタイムギャップが削られるが、それでも残り1kmで15秒差。

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