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【Cycle*2023 ラ・ブエルタ フェメニーナ:レビュー】アネミエク・ファンフルーテンが女性版グランツール5大会連続個人総合優勝! 今季最強のデミ・フォレリングとの激闘はわずか9秒差で決着
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介J SPORTS サイクルロードレース【公式】YouTube
【ハイライト】ラ・ブエルタ フェメニーナ 第7ステージ|Cycle*2023
「女王の中の女王」マリアンヌ・フォス
チームTTも含めれば、大会前半だけで3勝。翌日にはリーダーの座を降りたものの、最終的にポイント賞のマイヨ・ヴェルデと総合敢闘賞のマイヨ・ブランコを獲得した。
「チームタイムトライアルを勝ってから、良い雰囲気を保とうとチーム全体がモチベーションを高めていました。ステージで2勝し、2枚のジャージを獲得できたことにとても満足しています。チームとしても素晴らしいブエルタになりました」(マリアンヌ・フォス)
大会前半でフォスに唯一の土をつけたコールも初のグランツールで大健闘。今季飛躍したスピードガールは、「ピュアスプリンターゆえ」に本格的な山岳を前に帰宅を選んだが、走りそのものは大満足だったよう。
「グランツールの初勝利は生涯忘れることはないでしょう。とても刺激的な経験になりました。次のレースを待っていてくださいね!」(シャーロッテ・コール)
後半3日間に集中した山岳ステージでは、主役がバトンタッチ。最終的に大会を制するファンフルーテンと、今季絶好調のデミ・フォレリング(チーム SDワークス)の一騎打ちの様相となる。
マイヨ・ロホ争いのファーストラウンドとなった第5ステージは、コース前半の1級山岳プエルト・デ・ナバフリアで集団が崩壊。ファンフルーテン自身は問題なく先頭グループに残ったが、アシストを全員失ってしまう。フォレリングも重要な山岳アシストのニアム・フィッシャーブラックを落車で失い、ともにみずからの力でもって最後の上り勝負へ。残り2kmで前へ上がったフォレリングは先頭固定でのクライミング。フィニッシュ前400mでファンフルーテンが仕掛けたが、すぐさま抜き返すと3秒差をつけてステージ優勝。同時にマイヨ・ロホを手にした。
「このステージなら勝てると思っていました。ハイペースを維持するのは得意なので、できるだけ早く先頭に出て他の選手たちを振り切ろうと考えました。アネミエク(ファンフルーテン)が私を追い抜いたときに、“いまこそ勝負するときだ”とスイッチが入りましたね」(デミ・フォレリング)
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