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【Cycle*2023 パリ〜ルーベ:プレビュー】“伝説”は続くか マチュー&ワウトの2強に、ガンナらも虎視眈々と・・・北の地獄が石の王者を生み出す
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介石畳区間は総距離54.5kmにもおよぶ
“お家芸”の石畳で今季大苦戦のスーダル・クイックステップは、カスパー・アスグリーンやイヴ・ランパールトが意地を見せないといけない。
2年前に2位に入ってトップライダーの仲間入りをしたフロリアン・フェルミールスはロット・デスティニーの、前回4位と大健闘したトム・デヴリンツはQ36.5プロサイクリングチームで、それぞれリーダーを務める。ポガチャルが外れるUAEチームエミレーツは、マッテオ・トレンティンやミッケル・ビョーグが頼りになる。
2018年にこの大会を制したペーター・サガン(トタルエネルジー)は、これが最後のパリ〜ルーベ。今季限りでロードに別れを告げ、マウンテンバイクシーンに戻ることを発表している。
今大会に向けては、パヴェセクションの整備にヤギとヒツジが一役買ったそう。アランベールの雑草除去を“担当”し、環境にも配慮。また、ハンドルに装着されたボタンひとつでタイヤへのエア出し入れを可能にする「タイヤ空気圧管理システム」をチームDSMとユンボ・ヴィスマの一部選手が導入予定。新たなテクノロジーにも注目が集まる機会になる。
最後に、開催日4月9日のルーベの天候を。晴れで最高気温17度、南東からの風との予報。北に針路をとるプロトンの背中から吹く風ということは……前回大会と同様にハイペースでレースが進むことも想定しておく必要がありそうだ!
文:福光 俊介
福光 俊介
ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う
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