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【Cycle*2023 パリ〜ルーベ:プレビュー】“伝説”は続くか マチュー&ワウトの2強に、ガンナらも虎視眈々と・・・北の地獄が石の王者を生み出す
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介2022年勝者のファンバーレはユンボ・ヴィスマの一員として出場する
このレースも、ここまでの石畳系レースと同様にマチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク)とワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)の“2強”が中心になりそうだ。
マチューは今季の北のクラシックでは未勝利。4月2日のロンド・ファン・フラーンデレンでは見せ場を作りながら、タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ、今大会は欠場)の独走に屈した。それでも、同5日にはシュヘルデプライスを調整レースに充て、ヤスペル・フィリプセンの優勝をアシスト。レース後には好調宣言までしてみせた。
一方ワウトは、フランドルで表彰台を逃した。その一因となったレース中のクラッシュは、いまなお膝と肋骨にダメージとして残っているという。「バイク上でのフィーリングは良くない」と語り、不安材料であることを認める。ただ、前回イネオス・グレナディアーズのメンバーとして優勝をしたディラン・ファンバーレがチームに加わり、クリストフ・ラポルトも石畳巧者として鳴らす。ユンボ・ヴィスマのイエロージャージがレース後半まで複数残っているようだと、一気に優勢となる。
ちなみに、マチューもワウトもルーベのタイトルとは縁遠い。意外や意外! 果たして今年は大願成就なるか。
もちろん、他の有力どころも黙ってはいない。フィリッポ・ガンナはイネオス・グレナディアーズの新エースとして乗り込み、前回3位のシュテファン・キュング(グルパマ・エフデジ)もタフな展開に自信を見せる。何より両者はタイムトライアルスペシャリスト。つまりは独走に持ち込めば、そのままフィニッシュまで突っ切っていける脚をもつというわけ。
マテイ・モホリッチ擁するバーレーン・ヴィクトリアスも戦力充実。モホリッチはフランドルでのクラッシュが尾を引いている印象だが、代わってフレッド・ライトが計算できるようになった。ダブルリーダー体制でいえば、トレック・セガフレードのマッズ・ピーダスンとヤスペル・ストゥイヴェンのコンビも強力。
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