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サイクル ロードレース コラム 2023年3月19日

【Cycle*2023 ミラノ〜サンレモ:レビュー】ポッジオで仕掛けたポガチャルをカウンターでかわしたマチュー・ファンデルプールが大会初優勝

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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J SPORTS サイクルロードレース【公式】|YouTube

【ハイライト】ミラノ〜サンレモ|Cycle*2023

欧州に春を告げるロードレース、ミラノ〜サンレモ

欧州に春を告げるロードレース、ミラノ〜サンレモ

ファンデルプールが勝負に出たのは頂上手前だ。
「僕のプランはポッジオでもう少し早いタイミングのアタックをする予定だった」というファンデルプール。最後の下りに入ったところでポガチャル、ファンアールト、ガンナとの差がわずかに開いたことを見ても、「下り坂でリスクを冒さないことにした」と冷静さを失わなかった。

「自分のダウンヒル能力の80%で降りた。もしクラッシュしていたら自分を許すことはできなかったけど、仮に捕まってもゴールスプリントで勝てる可能性は高かったから」

最後の平坦路に入って踏み直すファンデルプール。ポガチャル、ファンアールト、ガンナは差が詰まらないことを悟って表彰台を目指した牽制作戦に転じる。ファンデルプールはそのままゴールとなるサンレモのローマ大通りを独走し、「特別なレースでの特別な勝利だ」と最後は両手を挙げてフィニッシュラインを通過した。

1週間前に行われた7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコでは活躍を期待されながら、チームメートの勝利にこそ貢献したが、個人成績としては期待はずれだった。

ポッジオ・ディ・サンレモを登るポガチャル、ガンナ、ファンアールト、ファンデルプール

ポッジオ・ディ・サンレモを登るポガチャル、ガンナ、ファンアールト、ファンデルプール

「ミラノ〜サンレモで勝つのはとても難しい。ティレーノ〜アドリアティコでは集団に隠れていたわけではなく、ベストな体調レベルではなかった。そのレース後にチーム全員と素晴らしいトレーニングの週を過ごしたし、彼らは僕のために素晴らしい仕事をしてくれた。それがすごい。チームとして今回の勝利を祝いたい」(ファンデルプール)

「追い風のおかげでチプレッサを登るのは思ったより簡単だった。だから僕はチームメートに、ポッジオの上り始めのポジショニングが重要だと伝えた。クインテン・ヘルマンスセーアン・クラーウアナスンが僕を先頭に立たせるいい仕事をしてくれた。ミラノ〜サンレモでのこれまで3回の参加では、おそらく守備的に乗りすぎた。その反省を生かして今回は最後に攻撃した」

2022年の覇者、バーレーン・ヴィクトリアスマテイ・モホリッチ(スロベニア)は前年に引き続く、勝利をものにした昇降式シートポストを搭載した自転車を用意したが、ポッジオ・ディ・サンレモで5位以降の追走集団の中に埋もれては歯が立たなかった。

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