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サイクル ロードレース コラム 2023年3月14日

【Cycle*2023 ミラノ〜トリノ:プレビュー】世界最古のロードレース、今年はスプリンター向きの平坦コースでフルーネウェーヘン、ブアニ、ギルマイ、ガビリアらが出場予定

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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ミラノ〜トリノ

ミラノ〜トリノ

つまりその理由は、ミラノ〜トリノはその年によってコースが大きく変わるレースなのである。そういった意味ではほぼ同じコースを走るミラノ〜サンレモとはまた違った見方で楽しむことができる。

2023年大会は距離192kmでスプリンター向きの平坦コースとなった。ミラノの中心部から北西に10kmほど行ったところにあるローがスタート地。ゴールはトリノの南西に位置するオルバッサーノだ。どちらもミラノ市あるいはトリノ市ではないが、いわゆる両市の通勤圏。コースに丘陵地はなく全くの平坦路。アスタナ・カザクスタンに移籍したカヴェンディッシュらスプリンターが得意とするところだ。

アルケア・サムシックはブアニ、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティはビニヤム・ギルマイ、モビスター チームはフェルナンド・ガビリア、チーム ジェイコ・アルウラーはディラン・フルーネウェーヘンを起用した。

ところで、イタリアにはミラノ・トリノという食前酒もあるようだ。いわゆるカクテルで、同等に混ぜ合わせられる2つの成分の生産地がミラノとトリノだからというのがその由来。ミラノ・トリノをアペリティフにして、のんびりと国際中継を楽しむなんておしゃれだと思う。

高低差図

高低差図

ミラノ〜トリノ

ミラノ〜トリノのトロフィーは両市の象徴・家紋としてミラノのヘビ、トリノの牛が躍る

文:山口和幸

代替画像

山口 和幸

ツール・ド・フランス取材歴25年のスポーツジャーナリスト。自転車をはじめ、卓球・陸上・ボート競技などを追い、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、Number、Tarzan、YAHOO!ニュースなどで執筆。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に『シマノ~世界を制した自転車パーツ~堺の町工場が世界標準となるまで』(光文社)。2013年6月18日に講談社現代新書『ツール・ド・フランス』を上梓。青山学院大学文学部フランス文学科卒。

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