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サイクル ロードレース コラム 2023年3月14日

【Cycle*2023 ティレーノ〜アドリアティコ:レビュー】復帰レースとなったログリッチ、作戦変更で区間3連勝・総合優勝&ポイント賞&山岳賞とこれ以上ない結果を残す

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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J SPORTS サイクルロードレース【公式】|YouTube

【ハイライト】ティレーノ〜アドリアティコ 第7ステージ|Cycle*2023

初日の個人タイムトライアルはイタリアチャンピオンのガンナが優勝

初日の個人タイムトライアルはイタリアチャンピオンのガンナが優勝

第2ステージは欧州王者のファビオ・ヤコブセン(オランダ、スーダル・クイックステップ)が優勝

第2ステージは欧州王者のファビオ・ヤコブセン(オランダ、スーダル・クイックステップ)が優勝

第3ステージはアルペシン・ドゥクーニンクのヤスペル・フィリプセン(ベルギー)。右端で両手を挙げるのはチームメートのマチュー・ファンデルプール

第3ステージはアルペシン・ドゥクーニンクのヤスペル・フィリプセン(ベルギー)。右端で両手を挙げるのはチームメートのマチュー・ファンデルプール

大会は初日の個人タイムトライアルでイネオス・グレナディアーズフィリッポ・ガンナ(イタリア)がトップタイムを叩き出して始まった。第4ステージでレナード・ケムナ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)がガンナに代わって首位に。この第4ステージでハプニングがあった。

ログリッチは2022年、4連覇に挑んだブエルタ・ア・エスパーニャの第16ステージで転倒。大ケガを負い、オフシーズンに脱臼グセのある右肩の手術を受けた。当初は3月20〜26日のボルタ・ア・カタルーニャ(スペイン)でレース復帰する予定だったが、想定よりも復調が早かったため、今回のティレーノ~アドリアティコを復帰レースとした。

このレースをログリッチが選択した理由はジロ・デ・イタリアの姉妹レースであることだ。チームは今季、ヴィンゲゴーがツール・ド・フランスで連覇に挑む。そのためログリッチはジロ・デ・イタリアをターゲットにする必要がある。

「1カ月の厳しいトレーニングを積んだ。自分自身と家族には多くの犠牲を払った。ハードなトレーニングの後、レースをする準備ができていると感じたので、レース活動を再開し、自宅でのトレーニングでは得られないジロ・デ・イタリアへの最後の一歩のためにティレーノ~アドリアティコに参戦した」というログリッチ。

ジロ・デ・イタリアでのアシスト役として期待されるウィルコ・ケルデルマンやクーン・ボウマンと一緒のレースを走っておきたいという目的もあった。

第4ステージのハプニングは突然発生した。ユンボ・ヴィスマのエース、ファンアールト(ベルギー)がイネオス・グレナディアーズのトーマス・ピドコック(英国)と交錯して落車。ファンアールトはこの日だけで7分40秒遅れて総合優勝争いから脱落してしまったのだ。

ユンボ・ヴィスマは瞬時に作戦を修正。ログリッチがステージ優勝し、総合成績で首位まで6秒差に詰め寄った。

「最後にレースで優勝してから久しぶりなので、その瞬間を楽しんだ」(ログリッチ)。

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