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【Cycle*2022 ジャパンカップ サイクルロードレース:レビュー】パウレスとピッコロのEFエデュケーション・イージーポスト勢がワン・ツー あの熱気こそ世界へ誇るジャパンカップ!
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介そして、決定的な瞬間は13周目に訪れた。まず、古賀志林道でのパウレスで先頭は8人まで減る。その後ろでは、日本人選手でただひとり生き残っていた新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)らが再合流を目指して懸命の追走。このパックが先頭に追いつこうかというところで、パウレスが再度のアタック。平坦基調での仕掛けには誰も即座の反応ができず、それからはチームメートであるアンドレア・ピッコロが追撃の芽を摘み取って、チームメートの独走をアシスト。
12秒のリードで最終周回の鐘を聴いたパウレスは、最後の古賀志林道でも勢いは衰えない。後ろではベンジャミン・ダイボール(チーム右京)やヘルマン・ペルンスタイナー(バーレーン・ヴィクトリアス)が追走を試みるが、これらもピッコロがすべてチェック。それどころか、ダイボールとペルンスタイナーの間隙を縫ってピッコロまでもがアタック。EFエデュケーション・イージーポストによるワン・ツーフィニッシュへ、一気に視界が開けた。
ロードレースで勝利したニールソン・パウレス
絶妙な連携から生まれたパーフェクトな勝利。宇都宮市森林公園にひとりで戻ってきたパウレスが、まずは大歓声を受けながらのウイニングライド。その12秒後、上位独占をアピールしながらピッコロもフィニッシュラインを通過した。
「長旅だったけど日本に来て良かったよ! こんな素晴らしいレースで勝てるなんて。調子の良さはクリテリウムで実感していたんだ。だから早めに仕掛ける勇気も生まれた。トライして正解だったよ。アンドレア(ピッコロ)も2位で続いてくれて、これ以上ない大成功だ!」(ニールソン・パウレス)
勝ったパウレスは、この数年でトップライダーの仲間入りを果たした26歳。昨年はクラシカ・サン・セバスティアンで勝っているし、今年はリエージュ~バストーニュ~リエージュ8位、ツール・ド・スイス個人総合4位、ツール・ド・フランスでは個人総合12位。ワンデーレースからグランツールまでマルチに走れるクライマーは、新たな勲章を日本で手に入れて2022年シーズンを終える。
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