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サイクル ロードレース コラム 2022年8月31日

【Cycle*2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ レースレポート:第10ステージ】東京五輪金メダリストのログリッチを蹴散らして区間勝利のレムコ・エヴェネプール「マイヨ・ロホで区間を勝てたなんて、すごく素敵な気分だ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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ブエルタには過去3度出場し(その3度ともに総合優勝をもぎ取り)、全4度の個人タイムトライアルを制してきたログリッチもまた、初めての敗北に100%満足することなどできないはずだ。しかもエヴェネプールには、48秒もの大差をつけられた。それでも大会4日目のマイヨ・ロホは、区間2位で再び総合2位の座に浮上した。

「自分のパフォーマンスには満足している。良いタイムトライアルが走れたし、誇りに思う。ただ僕より速い選手が1人いただけ。ブエルタはまだ中間地点にさえ着ていない。だからこの先も多くの戦いが待ち構えている。この先も毎日、好成績を上げるための可能性を追い求めていくし、チャンスは必ず訪れるはずだと確信している」(ログリッチ)

このログリッチ曰く「人生最高の調子で突っ走っている」レムコが、まるで当然のごとくすべてを蹴散らした。第1中間地点では、そこまで首位を堅守してきた同僚カヴァニャの記録をいきなり21秒上回り、第2中間地点ではトップタイムを36秒も塗り替えた。

マイヨ・ロホで首位フィニッシュするレムコ・エヴェネプール

マイヨ・ロホで首位フィニッシュするレムコ・エヴェネプール

「チームメートのレミが完璧なタイムトライアルをしてくれたおかげで、僕はあらかじめ好タイムを把握することができたんだ。それにチームバスでレースを見ながら、彼に比べて他の選手たちが中盤でタイムを落としていることにも気がついた。だから僕はひたすら全力でプッシュし続けた」(エヴェネプール)

プロ転向1年目の19歳で、エリート個人TT世界2位という関係者の度肝を抜いた元「神童」は、22歳の夏、最後までスピードを決して緩めなかった。フィニッシュ直前にはスプリントさえ切る余力さえ残していた。フィニッシュタイムは33分18秒65。全出走者の中で唯一、時速55キロ(55.676km/h)を超える圧巻の勝利だった。

「マイヨ・ロホで区間を勝てたなんて、すごく素敵な気分だ。凄まじく速いタイムトライアルになると分かっていた。だからステージ優勝できて本当に嬉しい。夢が叶った。今からはブエルタ総合優勝を目指して戦っていく」(エヴェネプール)

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