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サイクル ロードレース コラム 2022年6月3日

【Cycle*2022 クリテリウム・デュ・ドーフィネ:プレビュー】アルプスが舞台のツール前哨戦。ユンボ・ヴィスマはログリッチとヴィンゲゴーのダブル総合エース体制で挑む!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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第5ステージで美味しいワインの産地を巡り、翌6日目にはいよいよアルプスの入り口へとたどり着く。もちろん2日間共に複数の山岳が点在し、赤玉ならぬ「青地に白玉」ジャージを狙うなら、積極的に逃げておきたいところ。

そして、大会最後の2日間で、ついに難関山岳バトルが勃発する。ここまで細かいアップダウンを繰り返してきた選手は、まずはアルプス屈指の巨大峠に真正面から挑みかからねばならない。

なにしろ土曜日の第7ステージでは、選手たちは、スタート直後から超級ガリビエへと上り始める。延々23km登り続けた果てに、標高2642mの今大会最標高地点に達したら、ステージ終盤に超級クロワ・ド・フェールの全長29kmのいつ終わるともしれぬ山道も待っている。

締めくくりはヴォジャニーへの2級登坂。2016年大会第5ステージでは、まさにここでフィニッシュが争われ、山頂ではクリス・フルームが両手を挙げた。同時に黄色いジャージを手に入れ、そのまま6月はもちろん、7月の最後まで身にまとうことになった。そんな思い出の地で、37歳になったフルームは、どんな走りを見せるのだろうか。

ただし感傷に浸っている暇はない。上り距離はとてつもなく長いが、ステージ自体は135kmの極めて短距離である上に、ツールで総合を争うつもりの選手にとっては、この第7ステージはいわゆる大切な「下見」の機会でもある。実は2022年ツール第12ステージは、スタート地がほんの5kmほど違うだけで、その後はヴォジャニーの登坂口近くまで同じコースを使用する。本番7月14日は、2級峠ではなく、超級ラルプ・デュエズでのフィニッシュだ。

ドーフィネの超級フィニッシュは、最終第8ステージにやってくる。またしても0km地点から1級へとアタックするこの日は、やはり139kmと短距離ステージ。4つの山と2つの谷間で、展開の早い戦いが繰り広げられるに違いない。なにより超級プラトー・ド・ソレゾンの破壊力はとてつもなく大きい。全長11.3kmの山道は、平均勾配は9.2%と険しく、序盤4kmは10%を超える。

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