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サイクル ロードレース コラム 2022年3月18日

【Cycle*2022 ミラノ~サンレモ:プレビュー】優勝大本命のファンアールトか、それとも絶好調男ポガチャルか、はたまた稀代のクラシックハンター・ジルベールか。クラシックの中のクラシックが伝説の地から幕を開ける。

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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もちろんポッジオからのクレイジーな特攻ダウンヒルも、道が平坦になってからのラスト2kmの追走合戦も、絶叫したくなるほどにスリリングな展開は保証済み。時にローマ通りのフィニッシュラインを越えるまで、勝負の行方は分からない。

それにしても、大会前の優勝者予想オッズを眺めてみると、例年とは少し傾向が違うことに気がつく。どこも一番人気はワウト・ファンアールト。プロトン屈指のスプリント力と独走力を有し、起伏にもめっぽう強い2020年大会の覇者は、今年も春から絶好調だ。カレブ・ユアンが優勝候補上位に名を連ねるのも当然だろう。ピュアスプリンターとして長年「スプリンターズクラシック」の栄光を追い求めてきた。すでに表彰台にも2度上がっている。

今シーズン出場3大会全制覇のポガチャル

今シーズン出場3大会全制覇のポガチャル

しかし2人と並んで、最高レベルの人気オッズを得ているのは、他でもないタデイ・ポガチャルなのだ!

ツール・ド・フランス2連覇中にして、昨季リエージュ〜バストーニュ〜リエージュとイル・ロンバルディアを勝ち取った真のオールラウンダーは、今年は出場3大会全制覇(総合2勝+ワンデー1勝)とまさに無敵で突っ走る。1日のレースだろうが3週間のレースだろうがお構いなく、脚質も、経験も、チーム力も、距離も、すべてを無視して勝ちまくる23歳が、あっさりサンレモもさらい取ってしまう可能性は否めない。ちなみに初出場2020年大会は8位と、すでに適性を証明済みでもある。

21世紀に入ってからというもの、サンレモで栄光を手にしたグランツール総合覇者は2018年大会のヴィンチェンツォ・ニバリただ1人だけ。それでも歴史を紐解けば、過去22人の偉大なる男たちが、サンレモもグランツールも制している。チプレッサ抜き・ポッジオ有りの時代に、エディ・メルクスが大会史上最多の7勝をむしり取ったのは、決して偶然ではない。

ストラーデ・ビアンケを50kmの、ティレーノ〜アドリアティコの最難関ステージを16kmの独走で勝ち取ったポガチャルを食い止めるべく、ファンアールトはユンボ・ヴィスマの仲間たち……つまりプリモシュ・ログリッチと共にレース支配に務めるはずだ。

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