【Cycle*2021 ミラノ～トリノ：プレビュー】ログリッチやニバリ、バルベルデやフルームも参戦表明！2021年大会はトリノの激坂へと突っ走る！

ちなみに、かつてはこの下った先のファウスト・コッピ自転車競技場で、勝負が争われた。しかし2012年以降は、もう1度プロトンは坂道へと追い立てられる。1度目よりもさらに600m上までたどり着く（勾配8.2％）。大聖堂の目の前の、見晴らしの良い高台でフィニッシュを迎える。

UCIプロシリーズに分類される同レースには、14ものワールドチームが集結する。10月1日現在の発表によれば、プリモシュ・ログリッチやアレハンドロ・バルベルデ、ティボー・ピノ、ヴィンチェンツォ・ニバリ、ダヴィ・ゴデュ等々のイル・ロンバルディア優勝大本命は当然、スタートラインに並ぶ。タデイ・ポガチャルやクリス・フルームも参戦を表明している。

さらにはジュリアン・アラフィリップも、2枚目のアルカンシェルのお披露目にやって来る予定なんだとか。1992年ジャンニ・ブーニョ以来19年ぶりの、世界チャンピオンによるミラノ〜トリノ制覇なるか。しかも世界王者ジャージでの初戦を勝ち取った場合は、1995年アブラアム・オラーノ以来の快挙となる。

文：宮本あさか