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サイクル ロードレース コラム 2021年9月6日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第21ステージ】王者の走りで最終ステージも制したログリッチがブエルタ総合3連覇!偉業達成に「信じられないね。クレイジーだ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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総合5位と新人賞ジャージを守るため、なにより開幕前の宣言通り全21ステージ間で自分が倒した選手×1ユーロを環境保全団体に寄付するため、ジーノ・マーダーはこの日も全力疾走。無事に純白のジャージで表彰式に臨んだ24歳は、この日も111人を倒し、21日間の合計金額は3159ユーロに達した。

総合4位アダム・イェーツはちょっとしたサスペンスを演出した。猛烈なスタートダッシュを切ると、コース前半の上りをダンシングスタイルで勢力的に攻めた。総合で1分前差のジャック・ヘイグに対して、一時は30秒近いリードさえつけたほど。

ライバルにプレッシャーをかけ、打ち崩す作戦は、しかし失敗に終わる。第1計測地点で25秒あったリードは、第2地点で14秒に縮んだ。イェーツとは対照的に、常にエアロポジションで一定リズムを刻んだヘイグは、フィニッシュでは逆に26秒突き放していた。2018年ブエルタで、サイモン・イェーツの総合優勝を共に補佐した2人。人生初めてのグランツール表彰台を射止めたのは、ヘイグだった。

「ただただ感嘆している。僕がここにたどり着けるようサポートしてくれたすべての人に、ひたすら感謝したい。これは1年や2年で成し遂げられたものではない。15年近い練習と努力を積み重ねた成果なんだ。この先も同じように努力を続けていくだけさ」(ヘイグ)

今大会区間4勝目をあげたログリッチ

今大会区間4勝目をあげたログリッチ

東京五輪個人タイムトライアル金メダリストは、黄金のバイクにまたがり、すべてを凌駕した。途中でうっかりコースを間違えそうになり……すでに1時間45分近くもホットシートを温めていいたコルトをドキドキさせたこともあったが、すぐに軌道を修正。最終的には14秒差でコルトを退けた。しかも最終盤には2分前にスタートした総合2位エンリク・マスをとらえ……文字通り坂道スプリントで、フィニッシュラインへ飛び込んだ!

「この個人タイムトライアルを、ブエルタの総合勝利をかけてプリモシュと争う必要がなくて、本当に助かったよ!今はチームのみんなと共に、素敵な夕食でお祝いしたい。そして明日からは、またシーズン最終盤に向けて練習を積んでいきたい。だって調子はかなりいいから、イタリアのクラシックに参戦したいんだ」(マス)

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