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【ジロ・デ・イタリア2021 レースレポート:第10ステージ】ペーター・サガンが見事な走りで区間勝利!マリア・チクラミーノに袖を通し「この勝利には本当に満足している」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかこの欧州チャンピオンは、勇敢にも集団復帰を試みた。長く緩やかな下りを利用して、チームメートのTT巧者ヴィクトール・カンペナールツと共に必死の追い上げを試みた。しかしプロトンは近づくどころか、どんどん遠ざかっていく。今大会ここまで5位、3位、4位のサガンが指揮するボーラに、区間2位×2回のダヴィデ・チモライ擁するイスラエル・スタートアップネーションが協力し始めたせいだ。残り25km、とうとうニッツォーロは追走の足を緩めた。
「全員を振り落とすには十分じゃなかった」と勝利後にサガンは振り返ったが、いやいや、ボーラの強いるスピードがあまりに恐ろしいものだから、前日未舗装ゾーンまで逃げたジョフレ・ブシャールさえ4級峠で脱落した。つまり山岳ポイントを重ねるどころではなかった。青ジャージ保持者にとって幸いなことに、集団内にも、前に飛び出せるライバルはいなかった。ただ先頭を牽引するボーラ隊列が、山頂アーチの下を、機械的に通り過ぎていっただけだった。
代わりに残り17.8kmの中間ポイントが、大いに盛り上がった。15秒差で総合2位につけるエヴェネプールが、第2ステージでも企てたように……ボーナスタイム収集へと走り出たからだ!
マリア・ローザ親衛隊も黙ってはいない。フィリッポ・ガンナがベルナルを連れて前進し、敵を引き離しにかかった。神童が自らの脚で穴を埋め、そのままスプリントに転じると、今度はジョナタン・ナルバエスがもがき、ライバルの先頭通過を阻止した。エヴェネプールは2位通過で2秒を手に入れ、ベルナルは3位通過で1秒獲得。スプリント直後には、若き2人は、さわやかに互いの奮闘を称え合った。
「もしかしたら僕自身でスプリントする必要はなかったのかもしれない。だってジロは1秒で決まるものじゃない。難関山岳に行けば、分単位の差がつくはずだからね」(ベルナル)
もちろんステージは本物のスプリントで締めくくられた。残り1.5kmに折り畳まれた4つのカーブを上手く抜け出そうと、最前線にスプリンターを残すチームが、熾烈な位置争いを繰り広げた。もしもの事態を避けるために、ルイスレオン・サンチェスが総合3位アレクサンドル・ウラソフを連れ、前に駆け上がる場面さえ見られた。
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