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サイクル ロードレース コラム 2015年5月11日

【ツアー・オブ・カリフォルニア/プレビュー】トップクラスのスプリンター、カヴェンディッシュvsサガンの対決に注目!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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2011年に大会に初めて登場した当時、ツアー・オブ・カリフォルニア初の本格派山頂フィニッシュとして、ファンたちを歓喜させ、選手たちを震え上がらせた。初年度はリーヴァイ・ライプハイマーとクリス・ホーナーが同タイムでゴールし、ホーナーが総合1位、ライプハイマーが総合2位で大会を終えた。2012年はロベルト・ヘーシングがバルディで区間勝利をさらい、同時にリーダージャージも勝ち取った。その後3年間の空白を経て、このたび、10回大会を記念して、恐るべき山が帰ってきた!

海抜10フィート(約300m)から、標高6500フィート(約2000m)まで、選手たちは一気に駆け上がる。九十九折の道はひどく長く、なんと延々約30マイル(約48km)も続く。しかも一番苦しいはずの最後の3マイル(約5km)は、平均勾配10%超!間違いなく、グランツールの有名峠にも匹敵する、本物の難関峠だ。本物のヒルクライマーだけが、この山を攻略する脚を持っている。

最後の王者ヘーシンクは、今年もこの山に帰ってくる。2011年には大逃げに乗り、2012年は25分遅れのグルペットで終えたアンドリュー・タランスキーは、あれから、総合系ライダーとして大きく成長した。カリフォルニア初挑戦のワレン・バルギルやセルジオルイス・エナオモントーヤは、新大陸にも征服すべき山があることを、身をもって知ることになる。

8日間の戦いの終わりは、L.A.の市街地を派手に練り歩き、ローズボウル・スタジアム前での華やかなスプリンター対決で締めくくられる。強い西海岸の日差しの中で、記念すべき第10回大会覇者に、黄色に青のアクセントが入ったリーダージャージが贈られる。

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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