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【3.7開幕 パリ~ニース:プレビュー】イネオスの「ツール用一軍候補」とログラ擁するユンボの主導権争いに注目!我らが新城幸也も動き出す。
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか2週間前からニースは「週末ロックダウン」に突入しているが、全23チームからなるプロトンは、勝負の週末山岳バトルへと挑みかかる。第7ステージは、2020年大会の同ステージ..つまり新型コロナウイルスの感染拡大によるシーズン中断前の最後のステージと、寸分違わぬコースが用いられる。スタート直後には1級ヴァンス峠(登坂距離9.7km、平均勾配6.6%が、フィニッシュには1級コルミアーヌ(16.3km、6.2%)が立ちはだかる本格難関山岳ステージを、1年前はN・キンタナが、2位以下に46秒もの大差をつけ独走で勝ち取った。
イネオスvsユンボの主導権争いを楽しみにしつつ、ウラソフ、ヒンドレーといった次のグランツール優勝候補の動きも見逃したくはない。おそらくフレンチクライマーたち、つまりゴデュ、バルギル、G・マルタン、ラトゥール、エリッソンドも、攻撃的に仕掛けてくるはずだ。
それにしても1年前のレース強制終了で、なにが物足りなかったかと言えば、最終ステージの「はらはら感」だろう。なにしろアップダウン満載のコントロール不能な地形で、毎年必ずと言っていいほど、逆転優勝を企てるアタック合戦が繰り返されてきた。険しい上りはもちろん、フィニッシュめがけたダウンヒルでの、数秒をかけた息をもつけぬぎりぎりの争い。もちろん2021年大会最終日もニースの裏山で、たっぷり起伏三昧。110.5kmの短距離コースに5つの山岳+1つの無印峠が待ち受ける!
しかも忘れてはならないのは、中間ポイントとフィニッシュラインには、それぞれボーナスタイムが設置されていること。フィニッシュ手前7.5km、キャトル・シュマン峠の山頂にも、3、2、1秒のボーナススプリントが仕掛けられている。地中海岸道路プロムナード・デ・ザングレに選手たちが飛び込んでくる瞬間まで、最終的な王者の名は決して分からない。
また日本の新城幸也が、今大会で2021年のシーズンスタート。実に9年ぶりのパリ〜ニース帰還となる。
新城幸也
文:宮本あさか
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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