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サイクル ロードレース コラム 2019年7月24日

【ツール・ド・フランス 2019 第16ステージ / レースレポート】「ポケットロケット」ユアンがステージ2勝目「脚の痛みは消えちゃった」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■カレブ・ユアン(ロット・スーダル)
(ステージ優勝)「正直言って、この暑さにやられて今日はとても具合が悪かったんだ。けれど、妻と(生まれたばかりの)娘の存在が大きなモチベーションをくれた。フィニッシュ前1kmではあまり理想的なポジションではなかったけれど、(ドゥクーニンク・)クイックステップにうまくついて行くようにして、その後方からスプリントに入った。今何が僕に起きているのか、うまく理解できないよ。ツール・ド・フランスに出場すること自体が夢だった。ここで1勝することはさらに大きな夢だったのに、それも叶ってしまった。そして今度は2勝目だなんて、信じられないよ」出典:主催者の公式リリースより

■ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
(総合リーダージャージ)「ツール・ド・フランスの期間中に本当に真の意味で休息できる日はないかもだけど、それでも月曜の休息日は気分良く過ごせた。今日はとても暑かったけれど、誰にとっても同じ条件だし、なんとか折り合いをつけるしかない。だから、ステージ中はしっかり食べ、たくさん飲むように心がけた。マイヨ・ジョーヌをキープできて、少なくともまたもう一日これを着られて幸せだよ」出典:チームの公式リリースより

■ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
(ポイント賞ジャージ・ステージ4位)「まるでオーブンの中でレースしているみたいだったね。今日の平坦ステージでは、ライバルたちがたくさんの中間スプリントポイントを獲得しないようにすることと、あとはフィナーレで自分のベストを尽くす、その2点に集中した。我々はよく走れていたし、チームメートもとてもいい仕事をしてくれたけれど、残念ながら、ラスト数メートルでは自分の周りにあまりスペースの余裕がない状況だった。それでも4位でラインを越えられたし、ポイント賞では十分なリードを保つことができたよ」出典:本人の公式ウェブサイトより

■ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ)
(ステージ3位)「スプリントを切ろうとした瞬間にユアンが加速して、結果的に(前のスペースがふさがり)閉じ込められる形になってしまった。スプリントできるスペースの余裕ができたときには、もうフィニッシュまでの距離が十分ではなく、前の二人を追い抜くことができなかった。ツールの終わりまでスプリントの機会はもうほとんどなかったから、残念だ。少し早くチームのトレインが早く出すぎたところもあるし、ワウト・ヴァンアールトもここにいない。僕にはスピードがあるけれど、他の選手が勝ったことには驚かされないよ。勝ちたかったし、もう少しいいスプリントができたはずだとも思う。今からはとにかくアルプスを生き延びて、パリでの勝利を目指すよ」出典:チームの公式リリースより

■ティム・ウェレンス(ロット・スーダル)
(山岳賞ジャージ)「カレブ(・ユアン)が勝てて本当に嬉しいよ。僕たち、特にマキシム・モンフォールがとてもいい仕事をして、ユアンはそれをうまく活かすことができた。プロトンで一番速いスプリンターだということを証明したんだ。このツールは、ロット・スーダルにとってすばらしいものになっているね。まるで雲の上を歩いているような気分だし、チームのモチベーションはとても高いよ。山岳ジャージについて言えば、木曜はできる限り先行して集められるだけのポイントを集めたいと思っている。明日(水曜)の逃げはトーマス・デヘントに任せる予定さ」出典:主催者の公式リリースより

■エガン・ベルナル(チーム イネオス)
(新人賞ジャージ)「とても暑い日で、確かにそうだなとは思ったけれど、僕にとってはかなり過ごしやすい気候なんだ。ゲラント・トーマスは大丈夫だよ。落車があったけれど無事だったし、明日以降には何も影響しないと思う。アルプスに近づいているね。アルプスの峠はより長くて、より傾斜が急だ。よりコロンビア風の上りだよ。準備はできているし調子も良い。けれど、ツールの最終週だし、何でも起こり得る。チームイネオスは強力だけど、他のチームもこれから(レースをコントロールする)責任を負っていかなくてはならないよ」出典:主催者の公式リリースより

■アレクシー・グジャール(AG2R ラ モンディアル)
(ステージ敢闘賞)「勝ちには3km弱届かなかった。今日のメイン集団は逃げに決して大きなタイム差を許してくれなかった。敢闘賞に選ばれて嬉しいよ。おかげで、10日間マイヨジョーヌを着続けている友人に(ポデイウムで)会うことができた」出典:本人のSNS(ツイッター@gougeardA)より

コメント翻訳:寺尾真紀

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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